| 2005年10月29日(土) |
シャルロット・チャーチ |
中学生の混成バンドの練習の練習が終わって、市吹の練習に向かう前に、 妻を拾って行かなければならなかったので、駅で待つ間、 CD屋であれこれ見ていたら、シャルロット・チャーチが目にとまった。 この名前を初めて聞いたのは、サラちゃんに夢中になっていたころだ。 「天使の歌声」「癒し」などと盛んに宣伝されていた記憶がある。 しかしあの頃は、3カ月もの間、毎日サラちゃんだけを繰り返し聞きながら 蟻地獄に滑り込んだようにのめり込んで行く真っ最中だったから、 まったく他に心を向ける余裕などなかったのだ。
そんなことを思い出しつつ、試しにベスト盤を買って聞いてみた。 サラちゃんの非の打ち所のないアルバムを聞き込んできているのだから、 評価が厳しくなってしまうのはしょうがない。 全体としては、たいへんがっかりする歌声だった。 気に入ったのは2曲だけ、、フォーレのパヴァーヌをポップスアレンジした 「ドリーム・ア・ドリーム・エリジウム」と、 ジョシュ・グロバンとデュエットした「プレーヤー」ぐらいだった。 デビュー当時の12歳のころの歌だと思われるものは、 ボーイソプラノ風の平板な感じで、まぁどうってことない。 全体に表現力がまだまだっていう感じである。 選曲も、エンジェル・ヴォイスに、カルメンの「ハバネラ」とか、 ボギーとベスの「サマータイム」とか歌わせてもしょうがないと思うのに、 いろいろ歌えますよ、って感じで、プロデューサーの意図が安易である。 売り出しを焦りすぎて、完成度の低いアルバムを出してきたようだ。
1986年生まれということだから、今年まだ20歳にもなっていないのだ。 どうやらこのベスト盤の歌は、12〜15歳のころのものらしい。 そう考えれば、私の耳にはもの足りなくても、驚くべき歌声なのだ。 先に挙げた気に入った2曲など、とても10代の歌とは思えない。 CD市場で売り出すには、10年か20年早いのだ。 こういう才能は、焦らずじっくりと育てて欲しいものだ。
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