今朝は早起きをして、岩倉の市民体育祭へ。 例年のとおり、開会式のマーチ等の演奏である。 正直言えば、雨が降ってほしいのだが、雨でお流れになったのは、 この15年間で1回だったか、2回だったか、、、 一昨年かその前の年のように、傘さして指揮したこともあるし、 去年のように開会式が終わった途端、土砂降りになったこともある。 きょうは、おだやかな曇り空の下で、慣れた感じで進行した。 その帰路、各務原の家に寄って、少し買いものにも回って、 午には帰ってビールを飲みながら昼食にした。
行き帰りには昨日と同じく、ベスト盤その1を聞いていた。 きょう書こうと思い立った歌は、珍しく色恋沙汰とは無縁の歌である。
「案山子(かかし)」 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
初めて聞いたとき、思わずこれで苦笑してしまった。 東京にいたとき、母からの時々の電話の要点といえば、お定まりのように、 「元気? ちゃんと食べてる? お金ある? 今度いつ帰る?」 だったからだ。 ほとんどそのまんまの、率直きわまりない歌詞で始まってるのだ。
城跡(しろあと)から見下せば 蒼く細い河 橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突 この町を 綿菓子に染め抜いた雪が 消えれば お前がここを出てから 初めての春
手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ
・・・だったなぁ、、、たまに事務的な用件で電話するだけだったのに、 それだけでもひどく喜んでくれて、雑談が次々出てきて用件忘れられて。。 この歌の場合、兄が母の心を思いやって弟に語りかけているので、 母の存在がひっそりしているだけに、泣かせるわなぁ。。。
山の麓 煙吐いて列車が走る 凩が 雑木林を転げ落ちて来る 銀色の毛布つけた田圃に ぽつり 置き去られて雪をかぶった 案山子がひとり
お前も都会の雪景色の中で ちょうど あの案山子のように 寂しい思いしてはいないか 体をこわしてはいないか
そうか、、、田舎に暮らしていると、都会での一人暮らしというものは、 寒々とした荒れ野で孤独に生きているような気がするのかもしれないな。 実際、当の本人は、望みかなって、意気揚々と楽しく毎日を送り、 よけいな心配しなくていいから、という感じで、母の心も忘れている。 親不孝な息子である。
手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ
元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
歌は、このリフレインで終わる。
この歌ができたのは、どうやら私が大学の2年か3年のころだったようだ。 大学時代にこの歌を聞いた記憶がほとんどない。 同じ下宿だったIくんがラジカセで鳴らしていたいろんな歌の中に、 「天までとどけ」とか「セロ弾きのゴーシュ」などは入っていたけれど、 この歌は結婚後、妻の持っていたカセットテープで聞いて、 新鮮な驚きだったように覚えている。 あのころ、もっと頻繁にこの歌を聞いていたら、 冷たい親不孝な息子でなくなっていただろうか、、、さぁそれはわからない。 私自身は、親となった今でも、子どもの不在に素っ気ない親である。 たぶんこの歌の心は、男よりも女性の方に強く響くのだろう。 ホントに、妻を含めておばさんたちの子どもへの思い入れは、 私などには想像しがたいほどに深いみたいだから。。。 それでも、なぜか、私の素っ気ない心にさえしっかりしみてくる1曲である。
昼から、先日の「きみ読む」の特典映像盤を見た。 メーキングの抜粋されたシーンを見ているだけでも、先日に劣らず泣けた。 よほど場面場面がしっかり作ってあるんだろうと思うし、 アリー役のレイチェル・マックアダムスの演技に引き込まれてしまうのだ。
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