TENSEI塵語

2005年08月14日(日) 郵政民営化は米国の国益に

きょうは、何週間ぶりかで、「オールイン」の続きを何話か見る予定が、
昼寝もしてしまったし、夕方から夕食後は吹奏楽の名曲探しに没頭して、
1話しか見ることができなかった。

橋本BBSで、越前氏が紹介していた、森田実のインタビューが、
いちいちもっともに思われるし、とても明快なので、
熟読すべく、asahi.com からそのままコピペしておこう。(行換え等加工)


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今回の解散・総選挙をどう見ればいいのか。識者に聞く。

<上:政治評論家・森田実氏に聞く>

 ――小泉首相がいう郵政民営化の真の狙いは、何なのでしょうか?

小泉さんは郵政民営化は自分の信念だと言いますが、
その根っこに一番重要な日米関係があることを隠し続けていますね。
米国政府が毎年、日本政府に突きつけてくる
『年次改革要望書』の存在をご存じですか。
93年の宮沢首相とクリントン大統領の日米首脳会談で決まり、
翌年から始まった。
米国の国益にとって都合の悪い日本の制度、法律の変更を迫る要望書です。
日本のこの10年間のあらゆる構造改革の、いわばバイブル。
米国政府の最後の大きな要求が郵政民営化なのです。

 ――米国の圧力?

小泉さんがやりたいことと米国の利害が一致しているんですよ。
クリントン大統領が米国の財政難を救うために、
日本の郵政民営化に目をつけたんですね。
法案が提出されたとき、米国のウオール街は大変だったそうです。
『郵政公社の覆いが取れ巨額マネーが世界のマーケットに流出してくる』と。
郵貯・簡易保険の340兆円は国民がつめに火をともすようにためた金です。
郵政民営化は日本国民の利益になると小泉さんは言いますが、
米国ファンドのごちそうになるだけだと、私は見ています。

 ――総選挙で与党は勝てますか?

小泉さんは『与党で過半数を取れなかったら退陣する』と大見え切りました
が、そこには数字のトリックがありますね。
衆院の過半数は241。解散時の自公与党の議席は283で、
そこから自民の造反議員37を引いても、過半数を5議席も上回っている。
何のことはない、現状維持でいいんですよ。
無所属で立って当選した造反議員を入れていけば、勝利の幅がどんどん広がります。

 ――選挙後は?

勝利すれば、小泉さんは郵政民営化法案の修正案を国会に出すでしょう。
しかし、それよりも重要なのは、首相の乱暴な政治手法が国民に支持され、
承認されたということになる。
議会を、党を、民主主義を無視していい。『小泉対国民』なんだと。
ヒトラー以上の強権小泉独裁体制が誕生します。

 ――民主党の政権交代の可能性は?

民主が勝つとすれば、争点を『郵政民営化に賛成か反対か』に絞ろうとする
小泉さんの思惑を打ち破れるか、にかかっています。
最大の争点が郵政民営化でなく増税問題になれば、
小泉さんも解散も無意味になってしまう。
民主は自民の分裂を突いていくしかない。
解散時の議席は175。
自民の造反議員の37プラスアルファを獲得できれば、
比較第1党の可能性はあります。
サラリーマン増税反対がポイントになるのでは?

 ――投票率は上がりそうですか?

小泉さんが『郵政解散』といっていることには、
投票率を引き下げようという明確な戦略を感じますね。
メディアが『総選挙の争点は郵政民営化』と大騒ぎすればするほど、
有権者はしらける。
外交や景気、失業、北朝鮮、治安など重要課題は山積み。
戦後60年の節目の総選挙です。
21世紀の日本をどんな社会にしていくか。
争点を郵政民営化だけに絞ろうとするのは、
あまりにも国民を愚弄ぐろうしていると思いますよ。
   



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