郵政民営化法案に関わって、またまた出てきた自民党の〈党議拘束〉。 採決で反対票を投じたり欠席したりしたら、 除名するとか、次回の選挙で公認しないとか、脅しをかけるものらしい。 こんなことが、なぜ公然と口にできるのであろうか? しかも、マスコミがそれに批判も交えず報道しているのも奇妙だ。
こんな脅しをかけて賛成票を投じさせようとするのは、 我々が投票に行ったときに、○○に投票しないとあの家に住めないように してやるぞ、と脅され、名前を書くところまで監視されるようなものだ。 村長選挙にしばしばあるという噂の、 ○○に投票しないと村八分になるというのと同じである。 これは、表面だけは民主制の手続きを装った独裁政治である。
ま、日ごろの国会の様子を見ていても、 とても〈議論〉というものをしているとはいえない惨状であって、 国会議員なんてものは、本来の仕事を知らない税金泥棒の集団である。 それに加えて、脅しでもって採決を左右していこうなんていうのは、 民主制における犯罪的な行為ではないか。 自由民主党という政党も、国民の自由と民主を守る政党ではなく、 政治家や財界の自由と民主のためにだけあくせくする政党だと思っていたが、 党員の自由さえ公然と束縛してよく〈自由民主〉の看板を揚げられるものだ。
選挙で当選すると、いかにも自分の価値が支持されて当選したかのように コメントする政治家たちが、 次回の選挙では自民党公認として立候補できないと脅されると、 もうそれでびびりまくって、自身の主張を撤回してウソの投票をする。 自身の人徳ゆえに選ばれたのでなく、 惰性的な政党支持による投票で棚ぼたをいただいたに過ぎないことを、 よくよくわかっていらっしゃるようだ。
ま、いいんじゃないっすか? 君は自民党員として支持されて議員となったんだから、 個人的な信念など捨てて、党の脅しに屈しなきゃいけない。 日本という国はこの60年間、何をどうされても、どんな目にあっても、 自民党さまの仰せに従います〜、と盲従する多くの自民党信者によって 動かされてきたのだ。 民主主義の国というよりは、新興宗教の国と言うべきなのだ。 だから、党議拘束などという言葉が堂々と現れて、問題視もされないわけだ。
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