試験作るのも採点するのも嫌いだが、試験監督という仕事も嫌いだ。 授業しなくていいからラク、という思いにはなれない。 手持ち無沙汰というのは性に合わないし、 手持ち無沙汰な時間を強要されるわけだから一層厄介な時間に感じられる。 とにかくこの50分間の長〜〜〜いことといったら、、、耐えられないほど 退屈で退屈でたまらない50分間である。 もちろん、見張ったり観察したりする仕事なので仕事はあるのだが、 実質的には退屈極まりない50分間である。
もっとも、考え事をするにはいい条件がそろっているし、 今まで思いつかなかったことを思いついて嬉しいこともしばしばである。 お得な時間になることもあるわけだ。 しかし、それはあくまでも偶然の産物であって、いい考え事の時間だから 試験監督は楽しい、この時間が好きだ、とは言えないのである。
かつては、この試験監督時に読書したり採点したりすることもできた。 没頭するわけはない。 監督する合間合間に、本に目を投じたり、答案をめくったりする程度である。 試験時間の半分くらいをそういうことに費やせればいい方だった。 けれども、そのころはどうしようもなく退屈な時間ではなかった。 そこにはささやかな自由が許されていた。 私自身はそういう時、たいてい本を読んだ。 生徒を油断させないために、後ろで立って本を読んでいた。 けれども、ある時期から、ささやかな自由は奪われた。 カンニングが横行しているというのである。 それから一層注意を払って観察してみたけれど、どうも信じがたい。 早い話が、特定の試験監督の時に横行しているようだという。 (ま、私も、眠りこけている試験監督を生徒たちが笑っている現場を 偶然目撃したこともあった、、、後で聞くと珍しいことではないと、、) で、監督中他事をやるのは禁止、監督専念令が出されたのである。 これは前任校の話だが、今の職場も似たような経過だったのだろう。
私は、この試験監督を、2時間続けてやらされるのがすごくイヤなのである。 しかし、それは、4日間の中間考査ではなかなか避けられない。 5日間の期末考査では避けられる可能性もある。 試験中、ここぞとばかりに多くの教員が休暇を取る。 それに合わせて試験監督表が作られ、監督が割り振られる。 私も去年まで、たいてい1回ずつ取っていた。 ところが、そうすると、たいてい1、2日、2時間続きの監督が入るのだ。 それで、前回の中間考査も今回も、毎日出勤することにした。 午後に休暇を取っても、午前には取らないようにしたのである。 これで、割り振られる監督時間もかなりゆとりができるはずである。
ところが、きょうと最終日が2時間続きで、あと1日ずつ入っている。 これでは、休暇を取って5日間を4日間にしたときのペースと変わらない。 最終日はいくらか自由のある廊下監督との組み合わせだからいいけれど、 きょうは、自由のきかない教室監督2連続である。 しかもきょうは昼から出張なので、これでは自分の仕事が何もできん。 試験監督しながらそんなこと考えてたら、だんだん腹立ってきた(`ε´) 合計7コマ? なんで?
監督表や試験時間割を見て、計算してみた。 不当に自由を束縛される恨みは深いのだよ。 3年生の今回の試験のコマ数の総計は、56コマである。 それに加え、廊下監督というのが付くから、66コマになる。 さらにそれに加え、保健室受験等の監督が入るにしても、 1学年分は7か8くらいだろうから、仮に学年の監督必要人数74人とする。 これを、14人の学年担当者で割ると、5あまり4である。 つまり、1人あたり監督5回、4〜5人は6回ということになる。 それなのに、私が7回とはどういうわけじゃ? 前回も休暇を取らないようにしてたのに、ラクしすぎたんかね?
今回の監督表を見ると、私はここまでの累計が16回でトップになっている。 累計15回という人も1人しかいないが、この人も今回7回割り振られてる。 この人も、今回休暇を取っていない。 一方、2時間続きの監督が1日しかなくて、まだ空き時間があるのに、 今回5時間しか監督がなく、累計13時間という人もいる。 この人は、1日休暇を取っている。 これはいったい、どういう意図で組んであるのだろうか? 回数をこうして明記しているのは、不平等を克服するためではないのか?
今たくさんやっておくと、最後にラクできるよ、という甘言を私は信じない。 前任校で、監督回数が他の人より多いうちのひとりで、 学年末考査では2回くらい監督やればいいかなー、、と思ってたら、 いつもと変わらぬだけ入れられてしまったことがある。 文句を言ったら、休暇や出張の人が多くて人手が足りないから、、、と 申し訳なさそうに言われて、それっきりである。
要するに、休暇を取らなきゃ損だということだ。 次回から2日休暇を取ってやる!! 2時間続きが2日間になるのは避けられないけど、 休暇を取らなくても2時間続きが2日間入るんだから、我慢したら損だ! 学年末考査では全部休暇にしてやる!! 休めば、監督は入れられない。 全体の回数が他の人より少なくったって、入れようがない。 逃げるが勝ち、みたいに、休むが勝ち、なのだ。
・・・な〜んてことを、きょう試験監督しながら、わら半紙にメモしていた。 ある時は教卓に座り、ある時は生徒たちの背後に立ち、、、 そんな姿を目撃した生徒がいれば、試験中の生徒の態度を 逐一メモしているように見えたかもしれない。 この文章は、そのメモをもとに書き直したものである。 今までにも、こういう風にできた試験監督中の産物がいくつもある。 文句言いつつも、案外試験監督の時間を楽しんでいる面もあるf^_^;
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