ステージが狭いのは確かだから、その点は最初から開き直った。 ステージの前も使おうと決めたのである。 つまり、打楽器と金管楽器はステージ上、木管群やホルンはステージ前、 それでは段差がありすぎるので、ステージ前に台を組まなきゃあな、と、 その方の算段に入っていたのである。
ところが、演奏が終わったらすぐ帰れという指令に変わって、 1日のイヴェントの最後にゆっくり片づければいいという状況でもなくなり、 その上、市の運営側から、参加団体が多くて時間があまりにも窮屈だから、 絶対に演奏・片づけの時間を守れ、というお達しが来た。 それで、団長から、打楽器を極力身軽にして、全員をステージに乗せられる ようにしようと、要請されたのである。 ドラムセットやティンパニは置けないということになってしまった。
そのころ万博用に練習していた曲が櫛田翁の「Foojin - 雷神」という曲で、 打楽器奏者7人いても大忙しという、打楽器フル活動の曲である。 ティンパニやマリンバのような場所を取る打楽器なしではやれない。 また、そのころやっていたもう1曲も、ティンパニなしでは曲にならない。 結局、新たに選曲し直さなければならなくなってしまった。 これがまたなかなかたいへんなのだ。 7人も打楽器奏者を必要とする曲なんてそう容易には挙がらない。
もう、当初と話がいろいろと変わってしまっているので、 辞退しようと、団長に提案したのだが、辞退できる段階ではないらしい。 とにかく、ただでさえ仕事が忙しくて参ってるのに、 実につかみどころのない悩みを抱え込むことになってしまったわけである。
大体、こういうイヴェントというのは、観客がいるのかどうかわからない、 たまたま近くに座っている人、立ち止まって聞いている人もあるかも しれないが、ただ歩いている人、別の話題に興じている人もいるものだ。 だから私はこういうイヴェントはきらいなのだが、 こういうイヴェントで演奏するときには、ソロ・バフォーマンスある ポップスなどは場違いだし、いつも受け狙いで演奏する演歌・民謡系もやめ。 何となくBGM的に耳に入るメロディーのものがいいんだが、、、等々と、 いろいろ考えるが、とにかく、それプラス打楽器7人の条件がつらい。
結局、先週に決定して今練習しているのは、 「となりのトトロ」3曲メドレーと、 「ラ・マンチャの男 セレクション」である。 できれは日本的情緒でまとめたかったが、そうも言っていられなくなったのだ。
打楽器のスペースはなんとか減らしたものの、 本当に60余名がステージに上がれるのか、大問題が残っている。 平面図の寸法どおりに枠を囲ってみて、その中に配置するという、 4週間前の試みを、もう1度真剣にやってみなければならないだろう。
これらは、私の側で直面した厄介事なのだが、 団長の方では、参加者名簿や、参加者・楽器の保険申請書を作ったり、 市の行事に参加するのとは違う厄介な仕事も抱え込んで奮闘している。 主催者のスケールが大きくなると、余計な手続きも増えるものだ。
|