1ヶ月後の7月10日は実に厄介な徒労の1日になりそうである。 早朝に出て、万博の愛知県館の屋外ステージでほんのちょっと演奏して、 そのまま帰って来る、それでも1日拘束される虚しい日になりそうである。 愛知県館の野外ステージでは、ほぼ連日、各市町村の日という企画で、 各市町村におまかせのステージを展開するそうだ。 もちろん、平日にあたっている市町村もあるわけだが、 7月10日は日曜日なので、市吹も出ることになったわけである。
その話を聞かされたのが、3月の定演の2週間くらい前である。 私はいろいろな意味でそれが億劫だった。 第一に、屋外での演奏が嫌いである。 第二に、朝が早すぎてたいへんである。しかも場所が遠い。 第三に、趣旨が不明で、どんな曲を演奏すればいいのかわからない。 ま、そんなめんどうな雰囲気が漂うので拒否しようと思ったのだが、 演奏以外の時間は会場内の見学が自由なのだという。 考えてみれば、それくらいのご褒美は当然であろう。 それならば、団員たちのためにも拒否してはいけない、と判断してOKした。
ところが、先月、2つの点で状況が一変したのである。
ひとつは、自由見学が禁止されたのである。 11時ごろ演奏したら、昼の1時ごろにはバスで帰れ、ということになった。 これでは私がOKした唯一の理由がなくなるではないか。 なんでも、イヴェント出演者がチケット買ってないくせに見学しているのは けしからん、という、入場者からのケチがついたそうである。 いや、我々は行きたくて行くんじゃない、 出ろと言われたからしょうがなしに行くんだ、と私は思っていたけれど、 どうもいろいろ話を聞いてみると、イヴェント出演者は、 出演希望者という扱いを受けているようだ。 つまり、イヴェントに出させてやっている上に、見学自由では、 入場券で入ったお客さんたちに申し訳ない、と主催者は考えたようだ。 どうもいろいろなことが食い違って、ますますよくわからなくなる。
しかし、団員の多くは、何十年に1回という日本での万博、、、というか、 何百年の間にあるかないかという愛知での万博という場所で演奏するという、 それ自体が貴重な体験のように感じられる傾向もあるようだ。 だから、そういう条件の変化にもかかわらず、ほとんどの団員が参加予定だ。 今のところ、出る予定は60〜65人なのだと言う。 定演以外でこれだけ参集したことは、今までに例がない。 ま、それならそれでありがたいことだ。
で、もうひとつは、その大人数に関わることである。 その舞台はそれほど広くない。 毎年定演を開いているステージも狭くていっぱいいっぱいなのだが、 平面図を見たところによると、それよりもかなり狭いのである。(つづく)
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