| 2005年05月23日(月) |
「ラ・マンチャの男」の公演 |
今月の名鉄ホール公演演目の「ラ・マンチャの男」を観に行った。 幸四郎と松たか子の親子共演になった舞台である。 また、つい先日、幸四郎が1000回上演を成し遂げた舞台でもある。 チケットが発売され始めてからちょっと日が経ったときに思い立って チケットぴあに行って、きょうの分なら7列目が買えそうだったので決めた。
幸四郎の「ラ・マンチャの男」を観るのはきょうで2回目である。 1回目は、もう20年くらい前に、東京の日生劇場で観た。 ワーグナーの「タンホイザー」を観にNHKホールに行き、 その夜、友人と飲んだ時にラ・マンチャの男をやっていることを教えられ、 翌日昼の公演の当日券を買って観て、夜帰宅したのだった。 その時は、何と最前列ながら、一番端っこの席だった。 ただでさえちょっと高めのステージの上に、 地下牢の雰囲気を出した特設ステージを乗せているものだから、 かなり高いところで演じていて、最前列からは見えない部分もあった。 声も案外遠い感じで、聞き取りにくいこともあった。 それでも、映画で見ていたのとは違う、舞台ならではの趣があって、 大いに楽しんで観ていたものだった。
今回は名鉄ホールだというので、舞台が小さいんじゃないかとか、 オーケストラは配置できそうにないからカラオケでやるのかとか、 そういう面での不安があった。 ところがホールに入ると、地下牢の舞台がでんと前に置いてある。 それがかなり低い位置で、そのまま我々も容易に上がれそうな密着度である。 また、舞台袖の両側に、オーケストラ用の部屋が作ってあり、 普通のホールだと壁になっているところが、四角く大きい窓のように あいていて、網のようなもので塞いである。 だから、客席から演奏者の何人かは見えるし、客席へ生音も入ってくる。 いやー、よく考えてあるなぁ、と感心してしまった。 (もっとも、ホール全体にはマイクを通したスピーカーの音が響く)
さて、注目の松たか子、、、というのも、時折ラジオから流れるのを聞いて 知っているあの歌声とは対照的な、アルドンサ役だからだが、、、 実に意外なほど説得力のある歌いっぷりであった。 セリフとなると時々今ひとつと思わされるところがあったが、 それでも、決めのセリフはなかなか心に響いていた。 間近に見ちゃったから、橋本さんヤキモチやくだろうなー(笑) 幸四郎の上手さは言うまでもないが、 牢名主&宿の主人役の上條恒彦も神父役の俳優も実によかった。
とにかく私はラ・マンチャ中毒なので、涙腺が緩んでしょうがなかった。 特に歌に入るとダメなのである。 やはり舞台演劇はいいなぁ、とつくづく思う。 1万4千円もしたのだが、明日にでもまた行きたくなってしまう。 ま、今からではどの日もいい席は残ってないだろうから断念するが、、、 また公演を見つけたらぜひ行きたいものである。
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