TENSEI塵語

2005年05月22日(日) 千秋楽

朝青龍は昨日千代大海を破って優勝を決めてしまい、
きょうは栃東も簡単に破って全勝優勝を決めてしまった。
見た感じ、どうしてあんなに強いのかわからないのだが、
とにかく関脇以上の4人にもほとんど相手の相撲をさせないうちに、
さっさと土俵外に連れ出してしまう。
当たった瞬間にもう相手には何の手出しもさせない形を作り、
その後もつけいる隙を見せないで一気に相手を操ってしまう感じだ。
力があることは、少々もつれた勝負を見れば明らかなのだが、
やはり、研究心と、反射神経と、とっさの判断力のずば抜けた速さだろう。
とにかく、相撲が速く、めまぐるしい感じだ。
今までに見てきた横綱には見られなかったタイプの強さだ。

期待の白鵬は、9勝6敗、2連勝の後4連敗、それから6連勝して、
勝ち越しを決めた後、朝青龍と栃東に負け、きょう千代大海には勝った。
4連敗が痛かったが、あのころは風邪をひいていたようである。
その語2連勝したころの新聞に、体がだるくてしょうがないという
コメントが載せられていた。
しかし、私が残念に思うのは、勝った勝負を見ていても、
あの先々々場所だったかの感服した動きがめったに見られなかったことだ。
急速な体重の増加と、本来の才能のバランスが取れてないのだろうか?
しかし、まだ20歳だ。入門してまだ5年くらいだそうだ。
名横綱の大鵬でさえ21歳と何ヶ月かの横綱昇進である。
焦ることはない。
じっくり研究と稽古を積んで、千代の富士と貴乃花を足して割ったような、
芸術的な力士に成長してほしいものだ。

この2人のモンゴル力士のおかげで、相撲観戦が実に楽しい。
他の取り組みも楽しく見ることができるのは、この2人のおかげである。
ちなみに私には、相撲=国技=主役は日本人、という考えはない。
いい相撲を見せてほしい、という願いは、他のスポーツと同じである。
日本人力士に魅力ある人がいなくなってしまった。
白鵬以外では、琴欧州がなかなか魅力的である。
しかし、昨日ときょうは、琴の若の寄り切りにも感動してしまった。
こうなるしかない、とでも言うような、文句なしの力強い寄り切り。
琴の若も何年か前は、横綱にはなれなくても、
名大関として名を残すんじゃないかと期待したんだけどなー。。。


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