TENSEI塵語

2005年03月02日(水) 再び「パリ恋」

成績処理もあったし、生徒の出欠席の集計をしなきゃならなかったし、
消化授業のための教材も用意しなきゃならないし、、、
学校ではなかなか時間がない上に、マシンが使いにくいので、
家での仕事が多い。
帰宅してから、早く仕事を終えてやりたいことは、パリ恋を見ることだ。

今回は、もう4日目で、まだ第6話だ。
前回は、4日間で20話を見てしまった。
でも、今回は急ぐ必要などない。
1話か2話を見て、テヨンちゃんに会って元気になる。

テヨンちゃん役のキム・ジョンウンは、基本的に美人でない。
しかも、貧乏な娘の役でもあるので、品のない動きも多い。
けれども、笑顔が輝いているし、セリフも実に気がきいている。
テヨンちゃんが楽しそうだと、こちらも心底楽しくなってくるし、
彼女が落ち込んでしまうと、こちらも一緒になって落ち込んでしまう。
我々を巻き込んでしまうほどの勢いが感じられる。

相手役のキジュをやっているパク・シニャンが、これまたいい。
こちらはもう明らかに三枚目である。
かっこいいとか美形とか、そういう問題から外れた存在である。
ドラマを見るに先立って、紹介サイトで写真を見たときに、
主役がスヒョクの写真と間違っているのではないかとも思ったし、
または、ふられ役が主役なのかな、とも想像したりしたほどである。
けれども、ドラマを見始めるとそんな懸念はすぐに吹っ飛んでしまう。
表情ひとつひとつに味があって、そしてやはりセリフも実に気がきいている。

これは、2人の演技のよさもあるけれど、とにかく脚本がすばらしいのだ。
テンポもいいし、さばさばした展開が続く。
残念なのは、終盤に近づくにしたがって、重たくなってしまうことだ。
2人を一時不幸な立場に追いやるスヒョクの苦悩なるものは、
別のドラマに持っていってほしかったと思う。


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