TENSEI塵語

2004年11月21日(日) 「ハーレム」コンサート

ひとり昼食を終えてから、東京国際女子マラソンをちらちら見ながら、
期末考査を作るための準備作業をした。
去年も似たようなパターンで高橋尚子が抜かれてしまうのを見ていたようだ。
マラソンが終わってから、ちゃんと試験作りを始めてもよかったのだが、
明後日にも休日があるのを思うと、気が緩んでやる気がしない。
今作ってしまえば、この1週間がすごく楽な展開になるのだろうけど、
そう思っても、心身が言うことを聞かない。

結局、昨日プロジェクターの不具合が克服できたので、
サラ・ブライトマンの「ハーレム」コンサートのDVDを見ることにした。
すでに、iMac で3回ほど見ているのだが、大画面で見たいというより、
5.1ch のサラウンドで歌声を聴きたいという欲求のためである。
残念ながら、階下に老人が暮らしているので、そう大音量にはできない。
けれども、この甘い歌声は、サラウンドで聴くといっそう心にしみるなぁ、
と、聴きながらまた新たな感慨に満たされたのである。

2時間足らずのこのひとときのために、いい休日だったと深い幸福感。

6月のレインボーホールでのライヴでは、今、ここで、同じ場所にいて、
そうして、今ここでこう歌っているという思いで感激していた。
音響的にも、迫力がありすぎるほどで、それがライヴの醍醐味かと思った。
録画されたものには、今ここで生まれつつあるという喜びはないし、
住宅事情もあって、大音響に包まれる臨場感もないのだけれど、
舞台の上でどんなことが起こっているかがたいへんわかりやすい。
それを、大画面で見、広がりのある音源で聴くことができる。
本当にありがたい時代になったものである。

この時代を、手放しで祝福できないのが残念だ。。。


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