TENSEI塵語

2004年10月19日(火) 「ラスト・サムライ」

ついにラスト・サムライを見た。
昨年末(だったかな?)のロードショーには行こうと思っても行けなかった。
先月の文化祭の時上映したが、他の仕事があって見られなかった。
その直後レンタルで借りたけれど、忙しくて見ないまま返却した。
結局、DVDを購入して、見た。

流血の闘いは嫌いだし、武士道なるものに共感もない。
けれども、合戦シーンがすばらしく、実に見応えがあったし、
勝元の自害から、官軍兵士の勝元への拝礼、そして、
ネイサンが天皇に謁見して、勝元の死に様を聞きたがる天皇に対し、
「生き様をお話ししましょう」と答えるあたりまで、
涙なしに見ることはできなかった。
冷めた目で見ていたはずなのだが、ついつい心も引き込まれた。

あの官軍兵士たちの拝礼を、自然な流れとして見せてしまうのは、
何ともすばらしい映画的手腕ではないか。


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