最近聞いている音楽は専ら倉本裕基のピアノのCDで、 その何曲かに涙ぐんだりしていたのだけれども、今夜久々に加古隆を聞いた。 「白梅抄−亡き母の」のピアノ・ソロには泣けた。 悲哀と虚脱と回想的な気分がそこはかとなく漂ってくる。 私にはまだ「亡き母」はいないのだけど、もしもそんな立場で聞いたら、 聴きながら号泣してしまいそうな気がする。 しかも、実に格調高い。
このCDで次に流れてくるのは「パリは燃えているか」のピアノ&オケ版だ。 NHKの「映像の世紀」のテーマ曲だ。 あの番組を夢中で見ていたときのやるせない気分がよみがえる。
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