TENSEI塵語

2004年08月17日(火) モザイク画の試み

夏休み前に、文化祭のHR発表でモザイク画をすることになった。
前任校で美術のT氏を中心に試みられていたが、
私は全面的に関与したことはない。
色紙を1センチ四方に切るために職員室の裁断機を使いに来た生徒の
手伝いを頼まれたことがあるだけだ。
ただ、たった8色ほどの色紙をちりばめるだけで、
離れて見ると写真のように見えるのは、どう見ても驚きであった。
今回、生徒が貼り絵をやろうと決めたので、
どうせならモザイク画に挑戦するよう勧めたのである。
題材を何にするか相談しているうちに、スパイダーマンに固まって行き、
背景に138タワーを置く案になりながらも、
結局は、創立30周年記念の本校をバックにすることになった。
お祝いに駆けつけたスパイダーマン、の風情である(笑)
合成写真は生徒が作って、メールで私のところに送らせた。

それを8色の色に分解して一覧させてくれるソフトがBigArt である。
どう使うのか、どういう構造なのか、まったくわからなかったけれど、
1週間ほど前に暗中模索で何とか使えるようになった。
それで、横3メートル縦2メートルちょっとの表を作った。
35人で手分けしてやるにはちょっと大変かなと思ったが、
まぁ、これぐらいはやらないとやった甲斐もないし、、と安易に決めて、
生徒配布用の分担分の用紙を印刷した。
台紙も作った。
B4用紙2枚、23×34×2=1564枚である。
ちょっと多いかな、、と思ったけれど、達成感は高いはずだ。

あとは色紙の用意である。
1週間前に先の作業を終えた時点で必要な色紙の枚数がわかったので、
その日に文房具屋から仕入れておいた。
昨日と今日は、それを1センチ四方に切るのにまるまる使ってしまった。
色紙は100枚セットである。
それを裁断機で切るわけだが、これについてかなり思案した。
まず、最初、1センチ幅の短冊状にするときはまだいい。
そのまま切ってもいっこうに差し支えない。
けれども、その1センチ幅の細長い束を切るときに、揃えるのは難儀だ。
実際試してみたら、予想を遙かに超えて難儀だった。
だから、切り始める前に色紙の束の1辺に糊をべたっと塗ることにした。
昨日の午前中は糊を塗って乾かすだけで終わってしまった。

午後に切り始めた。
前任校でちょっとだけ手伝った経験を生かして、
100枚とか500枚単位で小さいビニール袋に入れながら切っていく。
でないと、生徒が必要以上に多くの紙を持って行って足りなくなるからだ。
めんどうなようだが、100枚単位で切っているから大したことはない。
問題は、本校の裁断機だ。
下に薄いパンフレットを2つくらい敷かないと全部が切れないのである。
必要な紙が全部切れるように下に敷くと、敷いた紙も切れる。
小さな紙片を集めるのがたいへん厄介になるのである。
日ごろから厄介だと思っているので、1年前から改善を要求しているけれど、
ずっとそんな状態のままである。
案の定、それがさまざまな妨げとなって、作業がはかどらない。

そのうちに、1センチ四方の紙片の扱いの厄介なことも身にしみてきた。
ひとり当たり1564枚は多すぎるのではないだろうか。。。
ただ貼るだけではない。複雑な見本に従って貼るのだ。
怠け者が多いのに、あまり無謀な計画をするべきではないのではないか。。。
                           (つづく)


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