2004年07月22日(木) |
「ダ・ヴィンチ・コード」の余韻 |
きょうは「税金を返せ!」という告発ものの本を持って出たが、 どうも気が乗らなかった。 普段ならおもしろいと思ったかも知れないが、どうも気が乗らない。 どちらかというと、こんな話はうんざりだ、という感じである。 まだ心身が「ダヴィンチ・コード」の世界から抜け出ていないらしい。 よくあることだ。 長いドラマを見終わってからまた見直したりしているのも、 その世界から離れがたくなっているからだ。 先日「博士の愛した数式」を読んだ後も2、3日余韻から解放されなかった。
それで、帰り道に喫茶店に寄って、再びダ・ヴィンチ・コードを開いた。 終盤の意外な展開の伏線を検証すべく、ところどころ選びながら読み返した。 なーるほど、かなり微妙な表現で、両義的になっているな、、と しきりに感心した。 最初のうちはこういう可能性もあると思ったはずなのに、 いつの間にか作者の罠にかかって、だまされてしまったようである。
作者ダン・ブラウンの前作の「天使と悪魔」を買おうと思ったが、 楽天ブックスでは品切れとなっていたので当面は諦めた。 それ以上に関心はマグダラのマリアとイエスの実像の探求になっている。 「レンヌ=ル=シャトーの謎 イエスの血脈と聖杯伝説」 「マグダラとヨハネのミステリー 二つの顔を持ったイエス」 「イエスの墓」 の3冊を注文した。いつ届くかはわからない。
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