2004年06月15日(火) |
サラちゃんのコンサート |
サラ・ブライトマンのコンサートに行った。 会場は、名古屋南区のレインボーホールである。
実は、私が演奏会に行くというと、劇場でのナマ音のものばかりだったので、 体育館でのマイクを使ったコンサートに行く意味については疑問があった。 それは、リアルタイムで作られつつあるという点では生演奏だけれど、 楽器の音も歌い手の声もナマではない。 CD聞いたりDVD見たりしていれば、それでいいものではないか。。。 しかし、結局は、溺愛する歌い手と時間を共にする魅力に負けたのだった。
まず、照明などの演出に驚かされた。 DVDは見ていても、会場全体の中での効果まではわからないものである。 オペラ座の怪人の場面で、白い照明をいきなり輝かせるのが定番だが、 DVDを見て想像していたよりも、うんと眩しかった。 確かに照明というのは、大工道具を使って嵩張る大道具を作らずとも、 ステージの上だけでなく、会場全体に大道具を作ることができる。 1曲歌ううちに、舞台を千変万化させることもできる。 この演出が実にうまく計算されて効果を出している。
それから、音量の大きいことにも驚かされた。 重低音が床から体に生々しく伝わってくる。 家や車の中ではなかなかこんな音量で聞けないものだ。 これもライヴの魅力のひとつであろうか。 ただ、曲によって、ミキサーの調整によるものか、 サラちゃんのマイクに高音が効きすぎていて気になることがあった。 もう少し柔らかい音色で調整してほしいものだと思った。
また、DVDで見ている「ラ・ルーナ」「エデン」のコンサートは、 CDで発表した演奏とほとんど変わらなかったが、 きょうのコンサートでは、かなりのアレンジがされていた。 それは、おもしろい楽しみでもあるけれど、 必ずしもよりよいアレンジとは限らない、、、実際、 派手になってかえってもの足りないという演奏もあったりした。
・・なんて、いろいろ気になったりするのも、 いつも完成度の高すぎる歌に酔っているからだ。 S席とはいえ、顔も見えず、姿も小さくしか見えない位置だったが、 いつもと違って、今そこで歌っているのだと思うと、不思議な幸福感がある。 暇な身分だったら、きっとコンサートの追っかけをしてるなぁ、と思う。
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