TENSEI塵語

2004年04月15日(木) 3人の解放

今朝、日本人の人質がさらに2人増えたというニュースが流れて、
ますます暗く、出口のなくなって行く様相になっていくようだったが、
さっき、8時40分頃TVをつけたら、人質3人が解放されたという速報が
画面の上に出ていた。
そのままTVをつけてたら、ニュースが始まり、
9時過ぎたころに3人の映像が画面に流れた。
バグダッドにある聖職者協会の事務所なるところに保護されているようだ。バグダッド近郊のモスクが引き渡し場所となり、聖職者が引き取りに行った。
この後、日本大使館に移されたようである。

さあ、知りたいのはこれからだ。
今夜中に3人の談話が入るだろうか。(9:30pm記)


解放の報告を受け、引き渡し方法の交渉をし、迎えに行った聖職者は
クベイシ師というそうだ。インタビューが報道された。
「ファルージャの現状について報告してくれるよう3人に頼みました」
そう、早く3人の報告を聞きたいものである。(10:00記)


今夜はもう3人の会見も談話もなさそうだ。
ただ、かの武装グループはこの3人に声明を託したようだ。

今朝、新たに日本人2人の拉致、イタリア人1人の殺害のニュースがあり、
ますますの泥沼化の様相を感じ、ますます出口が遠のきつつあると思った。
この日本人2人の報道が実に謎の多いものだったので、
いっそう悩ましい雰囲気になっているときに、3人の解放情報である。
意外な展開である。

ファルージャの停戦に伴う状況の変化があるのかもしれない。
シーア派の強硬派のサドル氏は、無条件和平の声明を出したそうだ。
また、3人の解放のニュースに、イラクの一般市民たちも大喜びしたそうだ。
それについて、イラク国内でも、もういい加減にしろ、という
雰囲気が高まっていたのではないかと見る人もあるようだ。
なお、今回解放が遅れたのは、部外者からの介入があったからだと、
クベイシ師が話していた。


 < 過去  INDEX  未来 >


TENSEI [MAIL]