2004年03月10日(水) |
校長の誤認逮捕(笑) |
不服な転勤で始まった今年度もあとわずかとなった。 私の担当する授業も明後日はたまたまないので、明日で終わりである。 この1年ありがたかったことは、 ケータイポチポチしている生徒をほとんど見ずに来られたことや、 体育館でも教室でも、いつまでも談笑に興じるアホ面を見ずに来られたこと、 そしてあの不細工きわまりないルーズソックスも過去の遺物になったことだ。 ほぼ全員が紺か、稀に黒のハイソをはいている。
一昨日あるクラスに授業に行ったら、 ちょっと油断すれば髪の色で注意を受けそうな女子が2人、 白いソックスをはいていた。ごく普通の丈の、標準タイプの靴下である。 生徒手帳の服装規定で指定してあるやつである。 私はたいへん驚いた。 ついに、模範的標準タイプがブームになろうとしているのだろうか。。。
きょう喫煙室で、指導部のT氏が、今朝の事件を話してくれた。 毎朝、生徒の登校時に指導部の2、3人が門のところに立っている。 校長はしばしばいろんなところに立って指導している。 今朝は生徒昇降口のところに立っていたらしい。 で、ひとりの女子生徒の腕をつかんで指導部長のところに引っ張って来た。 それが、白のソックスをはいているからだというのである。 居合わせたT氏は、それがもっとも規定に合ったソックスだと説明した。 体裁悪くなった校長は、その生徒の他の部分を叱責し始め、 ことはますます大事件となり、帰宅指導にまで発展してしまった。 名前を聞くと、一昨日授業で見た2人のうちの1人である。 他の生徒と比較すれば、帰宅指導までする必要のない段階なのに。。。
最近、校内禁煙問題についてあれこれ考えているうちにも思ったのだが、 学校というのは、わざわざ悪者を量産する恐れがあるものだと再認識した。 必要以上に悪い生徒を作り上げていないか、よく観察する必要がある。 私も来月から極悪非道の教員になってしまうわけだし〜。。。
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