TENSEI塵語

2004年02月18日(水) ゆとりの1日

きょうは推薦入試の日だった。
去年まで十数年間、ずっと面接委員に入っていたし、
ここ数年は選抜委員でもあったので、なかなか憂鬱な1日だった。
ところがきょうは控え室の監督係で、1時間余りで交代したらそれで終わり。
実にラクちんである。
生徒もグループ分けされた6人だけ見ていればいいし、
何も反則することなく、まじめに面接の準備をしているだけだから、
時折面接室への移動のしじをしてやるだけで、
ほとんど「オペラ座の怪人」の台本をじっくり読んで過ごしていた。

終わってからも、選抜委員会に出なくていいということが
こんなにありがたいことだとは。。。
昼まで来週の現代文の問題を考え、数人でのんびりと昼食に出かけ、
戻ってから、明日の古典のテストを印刷し、現代文の問題を半分作った。
帰ってから夕飯の用意を始める前に、残りの問題も作ってしまった。
夕食後、解答欄も作って、これで当面の憂鬱な仕事は終わりである。
去年のままだったらこうはいかない。ありがたいことである。

この気持ちのゆとりのおかげか、午後、テストを学校のPCで作るとき、
ローマ字入力のタッチ・タイピングを試みた。
帰ってからも、このPCをローマ字入力に切り替えた。
その後も全部タッチ・タイピングでテストを作り、メールを書き、
そして今も。。。

十数年前にワープロ文豪を使い始めた時にひらがな入力を選んで以来、
ずっとひらがな入力でやってきた。
数年前に、ひらがな入力でのタッチ・タイピングを訓練したけど、
それがきわめて非合理的だと気づかされて挫折した。
そうかといって、ローマ字入力に転向するほどの心のゆとりはなかった。
それからもずっとひらがな入力を続けてきたけれど、
いろいろな面でますます不便を感じるようになったので、
先日買ってきた「特打ヒーローズ 名探偵コナン」というソフトで
昨夜から練習を始めたのである。
十数年間の習慣を変えるのはたいへんだけれど、
幸い、仏文科時代にタイプライターを打っていたおかげで、
キーを見ればどちらでも入力できるのである。
キーを見ずに、画面や原稿だけ見て打つのは快感だ。
このきっかけが、ちゃんと実を結べばいいが。。。
今のところは今までよりも打つのに時間がかかっているけれど、がんばろう。


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