きょうは推薦入試の日だった。 去年まで十数年間、ずっと面接委員に入っていたし、 ここ数年は選抜委員でもあったので、なかなか憂鬱な1日だった。 ところがきょうは控え室の監督係で、1時間余りで交代したらそれで終わり。 実にラクちんである。 生徒もグループ分けされた6人だけ見ていればいいし、 何も反則することなく、まじめに面接の準備をしているだけだから、 時折面接室への移動のしじをしてやるだけで、 ほとんど「オペラ座の怪人」の台本をじっくり読んで過ごしていた。
終わってからも、選抜委員会に出なくていいということが こんなにありがたいことだとは。。。 昼まで来週の現代文の問題を考え、数人でのんびりと昼食に出かけ、 戻ってから、明日の古典のテストを印刷し、現代文の問題を半分作った。 帰ってから夕飯の用意を始める前に、残りの問題も作ってしまった。 夕食後、解答欄も作って、これで当面の憂鬱な仕事は終わりである。 去年のままだったらこうはいかない。ありがたいことである。
この気持ちのゆとりのおかげか、午後、テストを学校のPCで作るとき、 ローマ字入力のタッチ・タイピングを試みた。 帰ってからも、このPCをローマ字入力に切り替えた。 その後も全部タッチ・タイピングでテストを作り、メールを書き、 そして今も。。。
十数年前にワープロ文豪を使い始めた時にひらがな入力を選んで以来、 ずっとひらがな入力でやってきた。 数年前に、ひらがな入力でのタッチ・タイピングを訓練したけど、 それがきわめて非合理的だと気づかされて挫折した。 そうかといって、ローマ字入力に転向するほどの心のゆとりはなかった。 それからもずっとひらがな入力を続けてきたけれど、 いろいろな面でますます不便を感じるようになったので、 先日買ってきた「特打ヒーローズ 名探偵コナン」というソフトで 昨夜から練習を始めたのである。 十数年間の習慣を変えるのはたいへんだけれど、 幸い、仏文科時代にタイプライターを打っていたおかげで、 キーを見ればどちらでも入力できるのである。 キーを見ずに、画面や原稿だけ見て打つのは快感だ。 このきっかけが、ちゃんと実を結べばいいが。。。 今のところは今までよりも打つのに時間がかかっているけれど、がんばろう。
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