TENSEI塵語

2004年01月21日(水) 憲法違反

民主党の代表が衆院本会議で、自衛隊派遣は「憲法違反の疑いがある」と
質問したそうだ。
この答弁はとっくにもう決まっている。
戦争に行くのではない、戦闘のために行くのではない、
非戦闘区域に復興支援活動に行くだけだから、憲法違反ではない。
結局、水掛け論で終わるだろう。

それより、明らかな憲法違反は、イラク攻撃の始まった日、
首相が勝手に「イラク攻撃を支持します」と言ってのけた瞬間だろう。
おいおい、嘘だろー、と思ったものである。
テレビ画面の中の小泉クンが、犯罪者の顔に見えたものである。
個人的には支持したくても、平和憲法の下にある国の首相として、
口が裂けても言ってはならない一言なのではなかったか。
憲法第9条と前文とを合わせ読めば絶対に口にできないはずである。
彼は、憲法をまったく知らないか、法を知ってても無視した首相である。
法は無視しても破ってもかまわない、ということを率先垂範している。
牢獄にぶち込んで反省させなきゃいけない。

そうして、戦争支持国として自衛隊を派遣しないと格好つかなくなった。
運よく自衛隊が何の戦闘にも巻き込まれず、イラク復興に貢献できると、
憲法違反であることは立証しにくいけれど(そしてそうあってほしいものだ)
首相のあの暴言は、どんな結果になろうと憲法無視の違反発言である。
彼は、戦争をやってください、とはっきり口にし、
イラク国民を「恐怖と欠乏」に追いやることに荷担したのだから。

そうしてまた、元旦の靖国参拝で、国際的な紛争のもとを蒔いている。

一度、国会で、首相に憲法前文と第9条を暗唱してもらったらどうだぃ?
ぜーんぜん頭に入ってないんとちがいまっか?


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