TENSEI塵語

2003年12月31日(水) 大晦日

大晦日とはいえ、日本人が長い間使っていて日本文化の土台となっていた
旧暦でいえば、まだ12月9日である。
不思議なことだ。
昔もこんな日に除夜の鐘をつき、明日から初詣をしてたのかな、、、?
な〜んて、そんなわけない、
今回のむつきついたちは1月22日だそうだから、それが元旦のはずである。
旧暦12月9日のきょう108の鐘をついたって除夜の鐘の意味はなかった
はずなのに、太陽暦を採用したら僧侶も神官も太陽暦に合わせたところが
何ともおもしろいものだ、
神仏の摂理であればそんなことで変わりっこないはずなのに。。。

しかしまあ、とにかく我々にとっては、ひとつの節目である。
本当は、4月の新学期が大きな節目なのだが、
2003年が終わるとか言って世間があまりにも大騒ぎしているから、
自然とそれにおつきあいするはめになるわけだ。

今年はとにかく転勤で慌ただしい1年だった。
3月から9月までは、とにかくひたすら落ち着かずバタバタしていた感じだ。
もう転勤は御免である。
それでも、行事もなくなった10月あたりからようやく慣れてきて、
わりと自分のペースで生活できるようになったように思う。
7限授業も、かえって時間的なゆとりに感じられてきたし、
こうして担任してるのがもっとも気楽でいい、基本だという気分に戻った。
20年近く腹の中に納めたまま取り出さずにいたことも、
自分の担当範囲内で試み始める余裕も生まれてきた。
それは、古典の活用語の訓練を徹底的にやらせることと、
HRの生徒たちに日々の復習を具体的に勧めるということである。
前者は勇気が出ずに、後者はいい方法が見つからずに躊躇していたのだった。
学校運営に対する提案も、徐々にわき出る状態になってきた。
ちょっとおもしろくなってきたぞ、という今年の暮れである。

昨日見つけた戦争体験リンク集、あれを生徒に読ませる教材にすることも考え始めた。


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