| 2003年09月23日(火) |
J.シュトラウス「こうもり」 |
朝7時前に出かけて、1日岡崎でマーチング大会の仕事をして、 夜7時に疲れ果てて帰宅したら、注文しておいた荷物が2つ届いていた。 ひとつは、G4機用のシリコン・キーボード・カバーとマウスパッド。 タバコは吸うし、部屋は埃だらけだし、キーボードに良質なカバーを しないとなかなか落ち着かないのだが、これでやれやれである。 新しい機械が、ますます自分の身になじんでいく基本でもあるのだ。
もうひとつは、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」全曲CDと、 ワーグナーの楽劇6曲の全曲CDのセットである。 (「ニーベルンクの指輪」以外の主要な6つの楽劇である) LPやLDやVHSではどれも何らかの演奏で持っているのだが、 手軽なCDで欲しいと思いながらそのままになっていたのを、 一昨日たまたま通販サイトで見つけて、即座に注文しておいたのだった。
今夜は「こうもり」を聞いた。 このオペレッタは、私の音楽歴の中で画期的な影響を与えた音楽である。 若いころの私は、どんどん深刻な音楽にはまっていって、 軽い管弦楽曲はしだいに聞けなくなっていた。 つまらない、くだらない、単なる流行曲、、、などと侮るようになった。 シュトラウスのワルツやポルカも、わざわざ聴くに値しなかった。 けれども、「こうもり」を聴いてみたら、それが一変した。 あまりにも底抜けに楽しい音楽の世界に、白旗を上げたようなものである。 楽しく、しかも美しい。 心を揺さぶるのは悲哀や激情だけではない、 底抜けの明るさというのも心を揺さぶらずにいないのだと、心底知らされた。 思えば、音楽観がまたまた偏狭になりかけていた危機を救ってくれた作品なのである。
歌のひとつひとつを聴いていても、自由闊達、実に痛快なおもしろさがある。 積もった疲れも吹っ飛んでしまうような喜ばしさをもたらしてくれる。
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