TENSEI塵語

2003年07月11日(金) 習慣的思い込み

今朝教務主任が手渡してくれた用紙は、
成績不振者の保護者宛の通知書だった。
これを月曜日までに書いて下さい、と言うのだった。
生徒名の下に「保護者様」とあり、補充授業と追試を受ける旨の説明があり、
その下に科目名が列挙されていて、○で囲むようになっている。
前任校でも何枚も書かされて、そのたびに閉口した書類である。
私は今年は何年かぶりに補充授業をしなくてすみそうだったのだが、
もう1人の1年生国語の担当者が、補習を一手に引き受けてくれた代わりに、
補充・追試は私がやることにしたので、この紙が回ってきたのだと思った。
それで、古典の成績不振者の名簿を見ながら、
クラスと名前を書き、古典を○で囲んで書類を書き終わった。
書いているうちに、こういう形式だったら教科ごとに書くのでなくて、
担任がまとめて書くか、PCで打ち出せるようにすればいいのに、、、
と思ったのだが、今度意見してやらにゃ、、と決めて作業を続けた。
書き終わったときには、そんな考えが生じたことも忘れていた。

書き終わって、他のクラスの担任が近くに座っていたので、
これは教務経由じゃなくて、直接担任に渡せばいいのか、尋ねた。
相手は何だか怪訝そうな顔をしている。
そうして、生徒に直接渡せばいいんじゃないか、みたいなことを言う。
私は何だか頭が混乱して、何をしてるのかわからなくなる。
その人が私の書いたのを見て、自分のクラスの生徒を書くのだと言った。
私は、途中の疑問も何もかも解けたような解放感と共に、
この不思議な思い込みと、説明不足の教務主任とに一瞬腹を立てた。
つまりその用紙は、クラスの生徒に対し、
成績不振科目がこれだけあるよ、ということを?枚で伝える用紙なのだった。
教科担任の立場で書くことを長い間続けてきたので、
その習慣が、教科単位で発行する通知だと思い込ませてしまったわけである。

書き直しながら、この方がうんと合理的で、生徒にもわかりやすいと思った。
今までは、生徒は各教科から出された何枚もの通知を受け取っていたけれど、
これだと、生徒は?枚もらって、自分が受けるべき内容をすべて知る。

それにしても、習慣とは恐ろしいものだと痛感した。


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