TENSEI塵語

2003年06月23日(月) ある提案への空しい答弁

週5日制になったこともあり、各校では、授業を7限目まで延長して、
週あたり32時間授業を確保するための対策を論議していた。
そうでもしないと、その学校は、生徒のためを考えない、
やる気のない学校という烙印を捺されかねない勢いだった。
(たいていの場合、こんなのはその当初気にかかる程度の問題にすぎない)

しかし、私の周囲の生の声では、
6時間授業はこの生徒たちにとって長すぎる、
午前中4時間授業で午後1時ごろに昼食というのは遅すぎる、、、等々の
意見が聞こえていて、私もそうだと思っていた。
また、生徒の単位の未修得の問題でも、さまざまに矛盾が生じていた。
反対に、やる気のある生徒には手を入れてやりたいという願いも強い。。。

そんな中で、それらをすべて解決する方策を、考えたつもりだった。
まず、最低必修の授業を1日5時間の中に組み込む。
(それで本来十分になる予定なのだ。ここでは詳しく書けないが、、)
それだけは全員がちゃんと修得しなければいけない。
それを午前中3時間、午後2時間で行う。
6限目、7限目は、自由選択授業にする。
選択しない生徒は、部活をしてもいいし、帰ってもいい。
その選択授業は、必修では不十分な分を補うもので、
今、物議の的になりがちな補習でやってるようなことをやればよい。
こうすれば、週あたり、必修授業は25単位時間だけれども、
最高34単位時間まで可能である。

この案は、話した何人かの先生たちに賛成してもらえた。
当然である。
今あるさまざまな矛盾を解決できるばかりでなく、
有料の補習も、授業料の枠内で修得単位になるというおまけ付きである。
全体としては、すべての子に受験教育を押しつけるのでなくて、
高校生としての最低限の教養を身につけてもらおうという方針である。
学習指導要領の基本に則った、新しい方策なのである。

秋に、県教委の高校教育課の学校訪問があるのが恒例で、
その日の第6限は、分掌主任に向けての指導の時間というのがある。
もちろん、指導なんてたいそうな言葉を使うほどの話はない。
その時間に質疑というのがあるので、その時間に質問したことがある。
質問はあらかじめ提出するように言われていたので、
教頭に出しておいたのに、時間がないからと質疑をカットされそうなところ、
強引に割り込んで質問したのである。
しょうもない毎年恒例の話ばかり聞かされて、
肝心なことを省略されてしまうのでは、つまらない。

学習指導要領の規定と、生徒の実態などを話した上で、
上記の提案を実現する可能性はあるか、という質問をしたら、
答は次のようなものだった。
「この県では生徒を3時半ごろまでは学校で預かってもらうことにしている」
「学校によって生徒の帰る時間がまちまちでは困る」
開いた口がふさがらないようなアホらしい答弁に、
それでも気を取り直して意見を言い続けようと思ったら、
教頭が、時間も過ぎているし次の予定があるので、と会議を打ち切った。
真剣に考えるのがばかばかしくてたまらなくなる事件だった。
ま、それまでにもいろいろあった中での極めつけみたいなものだが。。。


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