TENSEI塵語

2001年08月23日(木) 混成バンドの準備が進む

今度の日曜日は、今年度混成バンドの第1回練習日である。
昨夜、本番指揮者の箕輪氏に電話をして、メインの曲が「ぐるりよざ」に決まった。
これが、最初の大仕事であり、この大問題が解決しないと練習も始まらない。
毎年毎年、夏休み中の最も頭の痛い難題のひとつになっている。
各校からの希望者を集約したメンバー表が委員長のH氏から送ってくる。
それを見て、どういう編成になるかを思い描く。
特に偏りがあったりしなければ、大事なのは打楽器の人数である。
たとえば、今回は打楽器奏者が7人登録されているが、
この7人が全部演奏に参加できるような、打楽器の多い曲を選ぶ必要がある。
そうして、何よりも、いい曲でなければならない。
しかも、難しすぎない、演奏可能の見通しが立たなきゃいけないし、
そうかといって、簡単すぎる曲では、こういう特別な集まりの意味がない。
・・・実に漠然とした基準なのだけれど、とにかく、
いいメロディーと高揚感のある曲を選びたい、ということである。
これがなかなか大変である。
この曲がいい、と思うと、打楽器が少なすぎたり、技術的に難しすぎたりする。
思いついては却下、思いついては却下の連続なのである。
部活や市吹だったら、とりあえずやってみて決めることもできるけれど、
2カ月ほどの間に数回しか練習日のない混声バンドでは、
そういう試しはできない、練習し始めたら本番までその曲と心中するしかない。

まあ、とにかく、ひとつ肩の荷が下りて、きょうは午後いっぱいと帰宅後の夜も、
配布する楽譜の準備と参考音源の準備に追われた。
とにかく、日曜日には問題なく練習に入れるようになったのがうれしい。
あとは、明日・明後日で、もう少し曲の研究をやっておかなきゃならない。

今年の参加希望者は、例年より2、30人多くて、80人にもなるそうだ。
各校とも、部活が廃れそうで、部員の確保や運営に苦しんでいるのがこの数年の傾向で、
しかも、何とか活動している生徒たちも、休日の練習はイヤというのが普通なので、
この混声バンドも、去年は何とか集まったけど今年はどうだか、と言い続けて、
もう数年に及んでいるのが実態だから、名簿を見た時は大変驚いた。


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