TENSEI塵語

2001年08月22日(水) 「女優マルキーズ」を見たけど、、、

台風は夜中のうちに、またまた予想を裏切って、太平洋岸沿いに進んで行ったようだ。
西の方に向かっていたのが、北へ東へと進路を変え、そのまま東進するかと思うと、
北に向きを変え、また東に向きを変えたことになる。
もちろん、この間にかなりジグザグがあり、報道も何転したかわからない。
まったく動きの読みにくい台風だったが、この時期の台風は気まぐれなのだという。

昨夜、風雨の強まる中、「女優マルキーズ」という映画を見ていたけれど、
実につまらない映画だった。
ソフィー・マルソーの魅力が発揮された、とか、彼女の美しさなしには語れない、とか、
そんな批評も書いてあったけれど、確かに魅力的な場面もあるけれど、
彼女の魅力を際だって引き出したという作品には思われない。
むしろ、彼女の美貌のおかげで多少救われた作品、というべきである。

それよりも、モリエールとラシーヌの確執を描きながら、
どうしてこんなにドラマ自体がおもしろくないのか、不思議でしょうがない。
しかも、映画の進行は、断片を継ぎ合わせたようなイライラする進行である。
時折、いつの間にこういうことになったのかわからない、ということがある。
この種の映画には、何かこういう手法のものが多いので、
見ながらうんざりすることがよくある。(それでも、結末まで見ざるをえない)


学校に行く前に、娘のパスポートの申請に行った。
(親がまだ海外旅行したことないのに、娘は修学旅行でイギリス行きである。
 実に不条理な世の中である。。。)
もっと大変なものかと思っていたけれど、意外と簡単な手続きなので、
自分もさっさとパスポートをもらって、フラッとフランスにでも出かけられそうな
錯覚にとらわれた。・・・錯覚? いやいや、錯覚じゃない。
夏休みに、少々不義理でもすれば、簡単にできることだ。簡単だ。
大切なのは、大それたことだと思わないことだ。簡単だと信じることだ。


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