北さんの言う「かのように」さえろくろくできぬ怠け者である。 お彼岸だろうがお盆だろうが、ご先祖様の墓参りなんてしたことがない。 父方の田舎には子どもの時連れられて行ったきり、もうぜんぜん。。。 可児郡の山の中だから、そう遠いわけではない。 兄は律儀に折りあるごとに墓参りに行っているようだ。 母方の田舎は、祖父母がそこを引き払って一宮に出て暮らしてから亡くなったので、 それじゃあどこに墓参りに行けばいいのか、そんなことを尋ねたこともない。 妻の家系のお寺は、ここから車で10分かかるかかからないほどの近所だが、 結婚してからそこに行ったのはたったの1回で、何しに行ったのかも覚えていない。 義父母が何か言ってきてもよさそうなものだが、何もないのでそれに甘えている。 母は稀に「たまにはご先祖様を参らなきゃ」などと牽制球を投げてくることもあるが、 生返事したまま、それっきりになって、30年以上も不義理が続いている。 そんな労力を払うほどの意義を見出さないし、 ホントのお盆はちょっと日がずれているでしょ? など言い訳して、 実際、旧暦どおりの日に行くかというとそんなはずはないのだが、 形式的な行事に過ぎないと思うと、どうも出かける気になれないのである。 それよりも、お盆といえば郡上八幡の徹夜踊りへと心はそればかり憧れるけれど、 行き帰りの渋滞や疲労を思うとまったく出かける気がしなくなる。 こういうご先祖様をないがしろにする不信心者にはバチが当たるんだそうである。。。
結局、寝てばかりの1日になった。 昨夜、「ベン・ハー」DVDのメーキング等のおまけ映像を見た後、 その本編は長いので後日にして、久々に「やまとなでしこ」の最終話を見て、 もうパブロフの犬みたいに同じ所で相変わらずの感服をして、2時過ぎに寝た。 今朝は8時半ごろ目覚めたのでそのまま起きた。 それからパソコン開いたり朝食をとったりしていたけれど、 腹の具合が頗る悪くて、痛みさえ伴っているので、横になった。 こういう下腹部の痛みなど、今まで経験した覚えがないので、焦った。 30分くらいでプツッと切れるように痛みが引いて、そのまま3時間ほど眠った。 夕方、鈴木光司の「生と死の幻想」という短編集を読んで一段落したとき、 どうも体に力が入らなくて、横になった、けれどこの時は眠りはしなかった。 あまり動かないのもよくないので、食料品の買い出しに出かけて店の中を歩き回った。 夕食後、また2時間近く眠ってしまい、今は目が冴え冴え状態である。
きょうの体調不良は、寝酒の習慣の積もり積もった悪影響かも知れない。 今夜からちょっと控えて様子をみる必要があるだろう。 そんなことを決意してみると、実に頼りない不安な思いに陥ってしまう。 もうさっきから、あの味が恋しくて、手が習慣どおり動いてしまいそうな気配なのである。
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