たりたの日記
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2018年09月10日(月) 入院12日目のこと

入院12日目。
初日からずっと続いていた抗生物質のおかげで、高熱は出なくなった。一方、全身倦怠感、下痢に続いて、口中に口内炎(実際はカンジタ菌)が広がり、それまで辛うじて食べられていた、みたらしだんごなども食べられなくなり、夫にもう後数日で昏睡状態に入ると思うし、わたしもそのほうが楽などと、愚痴をこぼしてしまった。
こうしてエネルギーがまだ残っている内に、帯津先生の言葉でいえば、全力疾走で、あちらの世界にジャンプしたいという願いは高まり、そんな祈りをしたのだった。

ところが、夜10時の点滴を受けながらはっと気づくことがあった。今のこの苦痛、これは2回目の強い抗生物質のせいではないか、前の病院に入院した時も同様な症状と、心の変化があったと思い出したのだ。今回の入院では初めての事だったが、使われている抗生物質をネットで調べてみると、注意すべき副作用として全身倦怠感、下痢、口内炎などの粘膜の炎症が挙げられていて、そういう場合は使用を中止するとある。

夜勤の看護師に、その事を話し、今夜の抗生物質の点滴を最後にして、明日の早朝6時の抗生物質は医師からの指示の前でもストップして欲しい旨伝える。看護師の中ではとりわけ優しく話しが通じる方だったので、こちらの気持ちを汲んでくれありがたかった。

昨日から追加してもらった下痢留めの薬が、効き始めたのか、深夜には下痢も落ち着き、楽になっている。
また、土曜日から月曜日かけて、1リットルずつ、計3リットルの腹水を抜いてもらったので、腹部の圧迫感はなくなり呼吸も楽になっている。明日の朝は帯津先生のなさる外気功にも出ることができるかもしれない。そんな希望を持って、朝までの平安な眠りをいただく。

(翌日9月11日の夜に記す)


たりたくみ |MAILHomePage

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