たりたの日記
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11日の朝6時、昨夜の看護師の呼びかけで目覚める。 「やはり、この1本目の点滴だけはやっておきましょう。その後の事は先生とご相談することにして」 彼女の立場とすれば、いくら患者の意思とはいえ、医者の指示なしに点滴をやめるのは、やはり困るのだろう。今朝は毎週火曜日の帯津先生の病室回診もある。その時には主治医の先生や、看護師も一緒だから、その時に、副作用の事を訴えることにし、大人しく点滴を受けた。 幸い、微熱も下痢もない。道場へ行くことにする。今朝の気候は帯津先生の、元極学という他者から受ける外気功のひとつ。30分ほど座っているだけだ。すでに、外部からの方々や入院中患者さんが20人ほど、座禅まくらや、椅子の上に座っていらした。 帰りぎわ、後で回診に行きますからねと、ビッグハグを下さる。
病室に戻ると、夫が、仕事に出かける前、毎朝の玄米スープ(梅干しと昆布で炒った玄米を煎じたもの)と、頼んだものや、郵便物を持ってきてくれていた。一緒に朝食をいただく。わたしは例の口内炎のために、食べたい梨も舌に染みるという具合だったが、パスタスープを何とか食べる。(病院食はほぼ食べられないので、数日前から断っている) 昨日よりも気持ちが元気になっていて、夫も安心した様子。
届いけてもらった本は、藤原新也の写真集「メメントモリ」バイリンガル版と、青木新門著「納棺夫日記」。どちらも全く異なる本だというのに、開かずとも立ち昇っている空気があたりを変えるような、何とも清々しい風を感じて、わたしの魂が今、必要としている言葉がそこにあることを直感する。ページを開くのが楽しみだ。
丁度その時、帯津先生が回診にいらっしゃる。 「先生が「死を生きる」でご紹介されていた本が今届いたところです。」 「そうですか。その本を読むと元気が、出ますよ。僕はもう何回も読みましたよ。」 主治医のH先生も、「この英語は原文のままですね、いい英語版だ。 ホメオパシー担当の看護師の方も、「わたしも 随分前に読んだわよ」 さすがにホリスティック医療のスタッフ!
早速、口内炎の事、抗生物質を終了したい旨、H先生にお話し、2つ目の抗生物質は1週間になるので、やめましょうと言って下さる。口内炎も、カビの一種ということで、口に含む軟膏の薬を出して下さる。
夕方は、帯津養生塾に参加する。ちょうど、お話しが始まることこで、すでに40人ほどの人が集まっていた。お話しの後の 「時空」という帯津流気功にも、座りながらであったが、参加する。 はじめの入院の時に比べると体力は大きく衰えているが、まだ身体を動かせる。
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