たりたの日記
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2018年07月10日(火) 衰えていく身体をどう立て直していくか

ここのところ、キリキリ、ヘロヘロ、トロトロの状態にパターンが見られる。キリキリは夕食の時間あたりに始まり、薬で、落ち着くが、夜中の12時過ぎにまた起きる。そんな時は頓服薬のオキノームを立て続けにもらうが、昨夜はその薬の甲斐なく朝まで、下痢とキリキリに見舞われた。

そういう夜の翌日はだいたい1日、ヘロヘロ、トロトロとただただベッドの中で寝たきりになるのだが、これがあまりよろしくない。1日寝たきりになると、それでも落ちている筋肉がさらに落ちるのか、最近はしゃがみこんだら、立ち上がるのもおぼつかない状態になっている。また脱力感が酷く、直ぐに座ったり、横になりたくなってしまう。
無理は確かによくないが、ヘロヘロ、トロトロに身を任せていては、身体は衰弱していくばかりではないだろうか。

そこで今日、火曜日は、ベッドに潜り込みたいところをできるだけ起きて、やれそうな事はやるという事を試みた。

7時半 道場へ。今朝は帯津先生の気功、「元極学」。これは、外から気を入れてもらう、外気功のひとつなので、受ける側は、深い呼吸をしなが座っていればよい、20分のプログラム。

14時半、郭林新気功。これは呼吸と、歩行を合わせたもの。身体に捻りをいれなながら歩くので、わたしのようにお腹にトラブルがあるものにはちょうどいい。30分歩き、30分は休憩しながら、いろいろ話をする。

その後はベッドで一休みしてから、16時30からの養成塾に参加してみる。帯津先生から気功を学び、その後にお話を伺う。
塾生は、30人ほどで、全国にはいくつもの養成塾があり、時折、他県で集まりもあるとのこと、たしか、この5月、大分の湯布院温泉でも開催されている。

帯津先生は来週は45人の参加者を先導して、モンゴルに行かれるとのこと。いいだろうなぁ、モンゴルの大平原!
遠くに出かけて行くのは無理だが、こちらで、週に2度ほど、お話を伺ったり、気を入れていただけるのは有難いことだ。

トロトロしながらも気力を出せば、これだけ動くことが可能だと分かる。
ベッドの中にいる時も、つとめて、アロママッサージやリンパドレナージをやった。

さて、ここにきて、もうひとつ問題が。
食事が取れないこと。
こちらの病院食は、前の病院より、味にも工夫してらあり、美味しく調理しているのは分かる。ところが、食事を目にすると、食べたくない気持ちが前面に出てしまい、どうしようという気持ちになる。
舌先、口の中、喉、もちろん消化器も、目の前の食べ物を拒否しようとする。無理に咀嚼しようとすると戻しそうになる。

体力維持のためにも、腹水を減少させるにも、熱量やタンパク質が必要なのに、それを体内に取り込むのは大仕事。
白米も、お粥も、パンも喉を通らないので、白米に、永谷園のお茶漬けをかけると、多少は食べられる。魚は何とか半切れはお茶かなにかで流し込む。好きなはずの野菜のお浸しや、炒めものは、ほぼ食べられない。
辛うじて果物は美味しく食べられるものの、単独で食べたり、量が多くなると下痢に繋がるので、食間や食後に少量。

この食欲不振のメカニズムについて、もっと知りたいと思っているが、多くのがん患者に共通する問題だろう。

病院の中ではいろいろな食品を試したくても無理なので、家に戻ってから取り組んでいくつもり。

今、頭にあるのは、
玄米を気長に炒って、煎じる、玄米スープ、
ゆっくり戻したしいたけを煮て、塩のみで、味を調える、しいたけスープ、ココナツミルクとカレーパウダーで作る、豆やジャガイモのスープ。
りんごとさつまいもとレーズンのコンポート。
豆乳はじめ、大豆製品をつかったもの。
夫に手伝ってもらいながら、こんな食事から始めていきたいと思っている。

食べればきっと体力もつくはず、夢の中では、美味しい揚げたてのコロッケやトンカツの美味しいお店を探したり、ステーキ屋さんに出かけたりしているのだから、まだまだ望みはあるのではないかしら。





たりたくみ |MAILHomePage

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