たりたの日記
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2018年03月25日(日) 入院2日目 枝の主日の 桜もなか

昨夜の高熱も、朝には下がっていた。
明けない夜はないといつも思う。

今日はお天気に恵まれた枝の主日だ。
教会の中庭にはたくさんの人達が棕櫚の枝を手に、聖堂へ向かって歩いていることだろう。
病室の窓からもあちこちに桜が咲き出しているのが分かる。今日は絶好のお花見日和だ。

四谷のミサの帰り、夫が棕櫚の葉を手に病室へ立ち寄ってくれた。
今日は夫の誕生日でもある。
そうだ、お花見!
以前、友人が送ってくれた中川政七商店の「桜もなか」をお花見用に取っておいた。しかもちゃっかり病室に持ち込んでいた!
なんと用意のよいこと。

ポットにお茶と紙コップも持って、こっそり病院をぬけ出して、窓から見えていた桜の並木道を散歩する。
少し先にちょうどよくベンチもあった。
ベンチのそばには植えたばかりの濃いピンク色の桜の木があり、どなたかの結婚記念日の記念樹だった。そういうドネイションで桜を沢山にしていこうというプロジェクト、よい考え。
お茶と「桜もなか」で、誕生日祝いとお花見。
レストランでのお食事より、記憶に残るだろうなと思う。

午前中は枝の主日のグレゴリオ聖歌を聞きながら、心の中で歌い、ひとりミサ。
聖イグナチオの「霊操」も。

お花見の後は曼荼羅カラーリング。
テーマは
「奇跡のコース」レッスン361。
後4日で、この1年の学びが終了する。
聖イグナチオの霊操とはもちろん異なるけれど、わたしにとっては良い霊的エクソサイズだった。
詳しくは、また後に書くこととしよう。

夜は特別にテレビを観ることに。
大河ドラマ 「西郷どん」とそれに続く、「人体の神秘」
「 人体の神秘」最終回のテーマは 癌と心臓病。
身体のそれぞれの臓器がコミュニケーションのための伝達物質を出し合っているという、それまでの番組にも驚いていたが、癌細胞そのものが、他の臓器に、伝達カプセルのようなものを送り込み、たくみに自分のための血管を作らせたり、免疫物質の攻撃を阻止したりする様子を目の当たりにして驚いた。これならば、そこの部分だけ切り取ったり、抗がん剤や放射線で退治しようしても限界がある。身体全体へのアプローチが、やはり必要なのだ。まさにホリスティックなアプローチ。運動や、食べ物、身体全体の免疫力を高める、ありとあらゆるアプローチには意味があると思う。多くの医師がこの番組を見て、教科書で学んだことや、マニュアルのみに頼ることに、疑問を持ってほしいなぁなどと考えていた。
明日の朝はまずヨガと呼吸法から始めよう。

夜、熱は少し高くなりはしたが、氷枕のおかげで気持ちよく眠ることができた。











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