たりたの日記
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昨日の午後から降り始めた雪が積もりに積もり、朝には20センチを超えていた。 庭のテーブルの上には真っ白な円筒状のケーキが出来上がり、イスは厚いクッションを2つ重ねたような格好になっているし、花などの鉢はすべて大きな山のかたまりの下。 けれど空は青く、陽の光は眩しい。積もった雪の上にはたくさんの光の粒がキラキラと光っていて美しい。
どうにも歩きたくなった。 あの、伊奈コンポステーラの雪景色を、まだ雪が溶けない内に見届けなくては。 久々に山歩き用のトレッキングシューズを取り出し、雪を踏みしめながら歩きはじめる。 家並みが途切れ、ジョギングロードにつながる道も、そこから四方に広がる田畑も一面の雪、どこまでもただだ白い平原と化していた。 2、3歩柔らかな雪の中に足を踏みいれた。このまま道のないまっさらな雪の中を歩いて行きたい気持ちはあったが、カンジキか何かがなければ、この靴ではすっかり雪の中に埋もれてしまい、大変なことになりそう。 せめてもと、雪景色を写真と動画に収めて引き返す。 この前の大雨の後の広大な湖のような景色といい、この大雪の後の景色といい、何の変哲もない住宅地に住みながら、大自然の中にいるような気分を味わうことができるのは、何と幸せなこと。
家に戻ってから、雪の山に埋もれている花々を救出。雪の中でも氷り付くことなく、元気な緑色の葉と美しい色の花を保っている花々に感心してしまう。 中には昨日の午前中、雪になる前に急ぎ植え付けした花々もあった。 どこも真っ白な庭の中で、その花々の色は ひときわ 美しい。
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