たりたの日記
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2018年01月15日(月) 幼馴染みが訪ねてくれた日


幼馴染み、良い響きの言葉。この言葉はふるさとの山や陽射しや光や風をいっしょに運んでくる。
私の故郷は九州の大分県なので、幼馴染みはふるさとの山のように遠くにあって想う存在なのだが、その幼馴染み達が、3人、遠くから訪ねてきてくれた。のぞみちゃんは大分市から、ちいちゃんは福岡市から、そしてさとみちゃんは松山市から。三人は小学生の時からの友達、何度も遊びに行ったり泊まったりしたから、それぞれの家族の事もよく知る間柄。
さとみちゃんとちいちゃんとは教会学校仲間だった。のぞみちゃんと出会ったのも、その教会でやっていたヤマハ音楽教室だった。ちいちゃんとのぞみちゃんとは中学校では同じ音楽部、高校も4人とも同じ高校。

今日は私の住まいの近くのギャラリーカフェでランチをする事になっていたから、私は一足先にそこへ行き、暖炉のそばの席で待っていた。

ほどなく、3人が登場
お久しぶり!
1年前の還暦同窓会ぶりだね!
元気そう
昨夜は楽しかったよ

三人の顔を見ると、何も言葉にして話をしなくても、一緒にいるだけで、ほかほかと懐かしく嬉しい気持ちが沸き起こってくる。

前もって人に会う約束などできない状況だから、前もって打診があれば、今は無理かもと返事したかもしれないが、
3人で女子会の旅で東京行くからね。もう航空券もホテルも取ってあるから。
ということだったので、何とかこの日、熱など出ないで無事に会えますようにと願っていた。

食事の後のケーキとコーヒーは、母屋の個室を用意していただいていたので、そこで。
ここなら、大分弁気にせんで話せるわ。
手回しオルゴール持ってきたから、やってみる?
オルゴールに合わせて歌ったり、オルゴール用意の楽譜にそれぞれの名前を書いて、それに沿って穴を空け、オリジナルのオルゴール曲を作ったり、いつのまにか子どもの頃の私たちに戻っていたような気がする。

ずっとピアノの先生をしていたちいちゃんが、リコーダーを始めたいと言うので、
帰り、私の家にも寄ってもらって、リコーダーを吹いてもらったり、聞いてもらったりもした。
素敵は花の寄せ植え鉢もいただいた。

別れる時はそれぞれとハグして。
現実的に考えれば、もう会えない見込みの方が大きいのに、いつも学校や教会で顔を合わせていたように、また、すぐにでも会えるような気持ちになるのも不思議だった。

他の友人達ともそうだけど、実際に会わなくても、心は自由にそこへと飛び、そこには何かしらの交流があるのに違いない。
彼女達と過ごした時間は短かったけれど、きっと繰り返し、思い出されるのだろう。


たりたくみ |MAILHomePage

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