たりたの日記
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| 2017年12月17日(日) |
アドベント 第3主日 読書三昧 |
朝、熱は平熱に! これで、順調にインフルエンザから回復だな。 で、熱はなく、苦しくもなく、食欲もあり、けれども安静にしていなければならないというのは、ぐうたらする罪悪感もなく、ぐうたらできるという有難い時期。
今日の主日に歌われる グレゴリオ聖歌をCDに合わせて歌ったり、「奇跡のコース」の今日のレッスン240をノートに記したり、孫たちの顔を入れて クリスマスの面白動画を作ってあそんだり。さて、午後は読書三昧。
昨日、一昨日で読み上げた 帯津良一氏の 『かかり続けてはいけない病院 助けてくれる病院』には 痛く励まされ、握手したいほどの共感を覚えたので、さらに2冊Amazonに注文し、届くまでに、kindleの読み放題の中に見つた帯津氏の 本を読むとしよう。
『かかり続けてはいけない病院 助けてくれる病院』(帯津良一 著) より、
"言ってみれば死はわが人生のラストシーンである。大事にしたいと思うのが人情というものだろう。かつての映画少年、名画のラストシーンが心に焼き付いている。『駅馬車』しかり、『カサブランカ』しかり、『第三の男』しかりだ。もちろんその通りになるとは限らないにしても、二つや三つのシーンを胸に温めておきたいものだ。そして、ラストシーンに至るまでの助走で加速を達成しなければならない。勢いを駆って死後の世界へ突入するのだから。アテネ・オリンピックの女子棒高跳びの金メダリスト、ロシアのエレーナ・イシンバエワの助走する雄姿を憶えているだろうか。じつに美しい。この美しい助走を完成させるための最高の場を終末期医療は提供しなければならない。すなわち尊厳死である。しかるに現実はきびしい。医療者にその認識が乏しいのである。すべての医療者に猛省を促したい。 それ以前の一般の医療だってそうだ 。それぞれの患者さんはきびしい人生を闘い抜いて来た 。刀折れ矢尽きてやって来るのである 。病を克服して再び戦場に戻るにしても 、はたまたエレ ーナのように助走に入るにしても 、救国の戦士は敬意をもって迎えられなければならない 。そう 、あなたは 『第三の男 』のアリダ ・ヴァリ 、あるいは 『カサブランカ 』のハンフリィ ・ボガ ートなのだから 。人間の尊厳について思いの丈をぶっつけることができた 。灘家薫さんと塩見弘子さんに感謝の念を捧げたい 。 帯津良一
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