たりたの日記
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2017年09月29日(金) 14回目の治療日ー次男一家とファミリーリトリート

14回目の治療日。白血球の減少は続いているが、今日のところはまだ可能ということで、これまで通り、ゲムシュタビン&シスプラチンの5時間の点滴を受ける。2ヶ月前に9000台に上がった腫瘍マーカーの数値が先月5000台に下がり、今回はさらに下がる事を期待していたが、予想に反して5倍の25000台になっていた。この数値は、しかし、腫瘍の拡大だけではなく、胆管の炎症などでも上がるということ。その原因を調べるために来週、CT検査をする事になる。
今日は治療の後、次男夫婦が1歳半になる孫の宗次郎を連れて、大阪からやってくる。5月以来のファミリーリトリート!まずは、何があっても、その時間を大切に楽しく過ごしたいので、数値の変化の事は夫にも次男達にも言わないでおくことにした。

さて、待ち合わせの場所は、「お風呂カフェ」。3人は鉄道博物館で過ごして、そこから徒歩10分ほどのところに移動。夫が治療の終わる頃、病院へ迎えに来てくれ、4時過ぎに合流できた。5月に会った時にはまだ掴まり立ちだった宗次郎がスタスタ歩き、上手にオモチャで遊び、うまうま、おいしい、にゃんにゃん、これ、などの言葉を話せるようになっていて、その成長がうれしく、頼もしい。パパが宗ちゃんをキッズルームで遊ばせている間、ジジとママと私はお風呂へ。ママと2人で泥パックしながら、お湯の中でおしゃべりしていたら、あっという間に1時間。それからみんなでカフェルームで夕食。夕食の後、夫と私が若者達のカップルに混ざって、ロフトでゴロリとなっている間、パパがお風呂に入り、ママが宗ちゃんをお風呂へ。8時過ぎまで、4時間ほどそこでのんびり過ごすことができた。前回の下見の時は、若者で犇いていて、座る椅子さえなかったが、平日のこの日は人も少なく、リラックスできた。一人でハンモックに揺られている時、どおんと上の方から、至福感が降りてきた。あぁ、祝福されているなぁ、有難いなぁと充ち満ちるものがあった。それは案外、腫瘍マーカーが5倍に増えていた事にも関係があるのかもしれない。身体にどんなことが起こっているかは分からないが、今後どのような変化が訪れるのかは分からないが、心はこの今の幸せを充分に味わい感謝に思い、未来への不安に振り回されることなくいられる、その事がとても有難いと感じていたのだ。

車に乗ると宗ちゃんはあっという間に寝てしまった。我が家に着いてからも、そのまま眠ってくれていたので、大人4人で、食べたり飲んだりしながら、しばらく話ができて楽しい夜の時間を過ごした。
明日、パパは高校時代の友達の結婚式へ。ママと宗ちゃんは、友達夫婦とランチ、夕方大阪へ戻るという予定。来月の末にまた、都内で結婚式があるというので、また、こちらに寄ってくれるとのこと。その時は、お風呂カフェにみんなで泊まろうと話がまとまる。それまで元気にしておかなくては。




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