たりたの日記
DiaryINDEXpastwill


2017年08月05日(土) 川辺のスパでの一日

8月5日
朝から雨。この日は都会の喧騒からも、子ども達の喧騒からも離れ、一日スパで過ごす。
場所は、在住外国人の居いが集まっているタオディエン地区。サイゴン川沿いのリゾート村、タオディエン・ビレッジの中にある、一軒家スパ、「スパ.オーセンティック、」
外の緑に向かって開かれたロビーは、深いハーブの香りで満ちていて、家具や調度も、クラシカルで、趣味がよく、すでに癒される空間。

ロビーのソファーで、今日のメニューを決める。今日は一日ここでゆっくりしたい事を告げると、ハーブバス、ミストサウナ、ボディスクラブをした後、ランチを取り、その後、オイルマッサージとフェイシャルマッサージ。雨が上がれば、川の眺めの素敵なプールにも入れ、プールサイドでのんびり読書もできるという贅沢なプラン。日本円で12000円ほど。

マッサージ室へ案内される時、ガラス張りの部屋の前を通ると、どうやらヨガのクラスがこれから始まるらしい。プログラムを確認してもらうと、アシュタンガヨガ60分のクラス。願ってもないチャンス。ハーブバスの前に、アシュタンガヨガをすることに。
インストラクターは男性のベトナム人で、英語によるリード。私の他には、アジア系の女性と白人の男性の2人だけ。訓練されたインストラクターで、浮き系の高難度ポーズもいくつかあったが、無理はしないようにし、充実したヨガタイムだった。

ヨガを終えるのを待っていてくれたマッサージの担当の女性が、個室のマッサージルームに案内してくれ、支度を済ませ、次に通された部屋はなんとも気持ちのよい薬用ハーブの香りが満ちている。これはたぶんユーカリ。ベッドの向こうにあるカーテンを開くと、そこには映画に出てくるような陶器のバスタブがあり、枝ごと乾燥させたユーカリなどのドライハーブや花がふんだんに浮かべられている。キャンドルが灯され、熱いジンジャーティーがサーブされる。ハーブの香りに包まれ、しばし至福の時間。こんな贅沢なお風呂は初めての体験。その後、ミストサウナに案内され、そこでも、熱いジンジャーティーを持ってきて下さる。お風呂やサウナで冷たい水や氷ではなく熱い生姜茶というのが、いかにも身体に良い感じ。

サイゴン川を向こうに眺めながらのランチタイムも、その前後のマッサージやエステの時間も癒しに満ちた時間だった。

コースの全てが終わったのが4時過ぎ、まだ小雨は降っていたが、傘のついたプールサイドの長椅子に座り、しばらく川を行き交う船を眺める。

行きは、長男がダナンへの出張で飛行場へ行く途中、タクシーで送ってくれたが、帰りは、初めてタクシーで一人で戻る。
ここのタクシーの運転手は英語が通じないし、英語で紙に書いた住所を示しても、分かってもらえないことが多いので、スパの人にタクシーの運転手に場所や道を伝えてもらうのを忘れてはいけない。
タクシーに乗るのも、ちょっとした冒険気分ではある。言葉が通じないということの不安にも少しづつ慣れてくる。


たりたくみ |MAILHomePage

My追加