たりたの日記
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2017年06月09日(金) 8回目の治療の日 「イグナチウス・デ・ロヨラ の霊的日記」を読む


今週月曜日の英神父の聖書講座の中に出てきた「イグナチウス・デ・ロヨラ の霊的日記」、なかなか手に入らないということだったが、アマゾンに一冊だけ出品されていたので、即注文。ちょうど、木曜日に届いたので、この日の治療中に読むことにした。

ロヨラはそれまでに書いた日記をほぼ焼いたが、それでも、この1544年から1545年の日記だけはどういう訳か残っていたらしい。
貴重な霊的な体験が綴られている。毎日、一人でミサを立てているのだか、ミサの度に信心の涙に溢れ、日記は、涙の記録といってもよいほど。そして、あまりに泣きすぎるために、目を痛め、医者から泣かないようにとドクターストップがかかったことも書かれている。
ミサの中で、イエスに出会い、聖母マリアに出会い、聖霊と交わり、まさに、この地にありながら、神の国を体験したということなのだろう。

ロヨラの「霊操」の第1週の始めの部分に、日々の特別究明という箇所があり、そこには<朝起きるとすぐ、是非直したい特定の罪か欠点を極力避ける決心をしなければならない。>とある。
このことについては以前に書いたが、
1ヶ月の間、この特別究明の祈りを続けるべく、スタートしたところ、私の定めた課題を解決する方法として「奇跡のコース」が与えられたという事が分かる。
そして、今日は、日々「奇跡のコース」のワークブックで、まさしく「霊操」霊のエクササイズをするなかで、そのきっかけを作ってくれたロヨラの日記に触れたのだ。

この4月、イスラエル聖地旅行の最中、ゲッセマネの園に立つ、万国民教会でのミサの中で、イエスがそこにいて語りかけてくださっているような印象を覚え、涙が溢れてきた体験を思い起こす。あの時の涙はロヨラが神の国を体験した際の涙と近いものがあるかもしれない。それにしてもロヨラは、あの時のような涙を日々流し続けたのだ。

あらためて、イエズス会の創立者の一人で初代総長、私の所属教会の名前にもなっている、イグナチウス・デ・ロヨラとの出会いに感謝。

白血球の数値が先週よりさらに下がってはいたが、抗がん剤治療は続行。
今回もこれといった副作用はなし。

この日の「奇跡のコース」レッスン
Lesson 36
My holiness envelops everything I see.
私の神聖さは、私が目にするものすべてを包みこんでいる。






たりたくみ |MAILHomePage

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