たりたの日記
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ボイスブログに 「雅歌」をアップした。
「雅歌」。若い頃から、旧約聖書の中でも、この箇所は好きな箇所だった。繰り返し読んできたものの、朗読した事はなかった。聖典には入っているものの、主日の礼拝の中で読まれることはほとんどないからだ。
というのも、この1章から8章までに渡るこの詩は、エロティシズム溢れるもので、聖書の中では異色。キリスト教的には「キリストと教会の関係」を歌う歌として解釈される向きがあるが、明らかに男女の恋愛を讃美し、寿ぐ歌。そこに表現されたものは生身の人間もの。神が祝福し、良しとして人間に与えたものだと思う。
英語ではthe Song of Songs 、まさに歌の中の歌。冒頭の部分でソロモンの書いた愛の歌と記されているが、実際はそうではなく、この詩が書かれたのは紀元前300年から250年頃というのが定説になっているようだ。
< マルク・シャガール「ソロモンの雅歌3」>
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