たりたの日記
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2008年04月24日(木) |
イノチとイノチの結婚式 |
1週間、また日記が空いている。 今さら、この空間を埋めようもない。
花花が次々に咲き、雨が降り、風が吹き、太陽が降り注ぎ、満ち満ちた春の日々であったことには間違いない。
18日、金曜日の夜。この日も雨だったが、夫といっしょに、神楽坂のシアターIWATOへ、芝居を観に行った。ゼミ友だちのKさんの紹介で、劇団ヒッポッポッタマスの別役実原作のお芝居三本立てから「風に吹かれてドンキホーテ」を観た。 役者と顔がくっつきそうに近い、その小さなシアターの中がまるごと日常から切り離され、ただただ芝居の世界がそこに浮かび上がっていた。 ライブもそうだけれど、演じる人間のエナジーがストレートに届く、こういうパフォーマンスは好きだ。 「何を演じるかというよりはどう演じるか」パフォーマー達の心意気こそが問われる、そういう芝居。
別役実の脚本の面白さにも開眼。
で、何より、印象的だったのは、劇のフィナーレで歌われる、この歌だった。 不思議な感動を覚えた。何だか励まされた。 帰り道も雨は降っていたが、神楽坂の道は華やいだ印象だった。
「風に吹かれてドンキホーテ」
愛しているから食べる 愛されているから食べられる
私達がキャベツを食べるのは 私達がキャベツを愛しているから キャベツが私達に食べられるのは キャベツが私達に愛されてるから
愛しているから食べる 愛されているから食べられる
私達がニワトリを食べるのは 私達がニワトリを愛しているから ニワトリが私達に食べられるのは ニワトリが私達に愛されてるから 愛しているから食べる 愛されているから食べられる
私達がオサカナを食べるのは 私達がオサカナを愛しているから オサカナが私達に食べられるのは オサカナが私達に愛されてるから
愛しているから食べる 愛されているから食べられる
この世界は毎日が結婚式 イノチとイノチの結婚式 食べる事でキャベツを愛し、食べられる事でキャベツは愛される
愛しているから食べる 愛されているから食べられる
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