たりたの日記
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2008年03月01日(土) つながりゆくもの

日々身辺に起る出来事や心の中で起る出来事を注意深く見てみると、そこに驚くべきつながりが浮き彫りになる事がある。いったいなぜ?と思えるような唐突な振る舞いや、コントロールの効かないような感情の乱れすら、そこを通ってゆかなければ次へと事が運ばない必然の「線」が見えてくる。そしてそれらのつながりは、深いところで未解決なままでいる人生の宿題と深くかかわっているという気がする。

何かに促されているような時には不思議と、それを解決に導くような言葉やサポートも与えられるものである。今朝書架をつらつら眺めている時、もう何年も開いていない一冊の本が目に留まった。
そこにあった事は、今まさに、わたしが考えている事だった。
記しておこう。


大切なのは、人生を秩序のもとに観察し、ふさわしい仕方で原因と結果を関連づけることです。その観察の仕方を徹底させることができれば、秩序の下に進行する一連の事件が、一人ひとりの生活の中から姿を現してきます。無秩序と思われる人生の諸事件も、鼻がくっつくほど近づいて観察するのではなく、広い視野の下に観察するなら、不思議な関連をそこに見つけ出すことができるのです。現代人は残念ながら、せいぜい数年の幅でしか人生の関連を見ようとしません。まして、人間生活のはじめと終わりを一定の関連の下に見ようなどとはしません。けれどもこの関連こそが、特別に多くの事柄を語ってくれるのです。

       シュタイナーのカルマ論 <カルマの開示> よりP13

       ルドルフ・シュタイナー著 高橋巌訳  ( 春秋社)
                  


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