たりたの日記
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2008年02月23日(土) |
心がたくさん動いた日 |
今日はずいぶん寒くて、強風のために電車も止まってしまうほどだったが、ずいぶんハートフルな一日だった。
午前中、つくしんぼ保育園の年長児と園長、そして保育士のR君といっしょにひかり幼稚園の公開保育へ。 埼玉のさまざまな保育所、幼稚園から150人の年長児が三日間の合宿をしているが、その最期の日の今日は参観日だった。
その幼稚園は20年前、うちの腕白坊主達が3年間(次男は1年間)過ごした、なつかしい場所だ。 広い檜作りのホール、 鳴り響くピアノ 裸足の、そして驚くほど目の輝いている子ども達、 歌声は伸びやかで張りがあり、力強く、それでいてやさしかった。 あの時40代だった熱血園長はもう60代後半のはずだが、昔のように子ども達の先頭を駆け、しなやかな動きを見せてくれた。 20年前にタイムスリップしたような不思議な感覚だった。ここではあの保育が20年間ずっと続いてきたのだと感動を覚える。
一人の子がコマがうまく回せないで、最期に一人残ってしまった。何度もやるがうまく回らない。けれど、保育者も園長も、けっしてせかせない、そしてあきらめない。様々に指導して、最期にコマは回った!S君のうれしそうな顔。この達成感を掴ませるために、他の150人の子どもを待たせても、時間が延びても、よしとする。あぁ、この幼稚園は変っていないなぁ、一人がどこまでも大切にされているなぁと胸が熱くなる。 我が家のHが卒園式の時、全く同じ状況だった。親としてはハラハラする。もう止めてもらってもいいなどと思う。でも最期まで挑戦は続いた。彼はその事を覚えているだろうか。
園長も園長夫人でハジメの担任だったI先生も、とりわけ腕白なハジメの事はよく覚えてくれていた。わたしの事も!
そしてもう一つの心が動いた事。 トラッシュ・ボックス・ジャムのライブ。路上での演奏は聞いたことがあるが、ライブには初めて参加した。ライブそのものが10年振りだろうか。仕事仲間のアンバーからお誘いを受けていたものの、これまでチャンスに恵まれなかった。ようやくチャンス到来! 途中電車が止まって会場に無事着けるかどうか心配だったけれど、開演前に会場に入る事ができた。リーダーのシングさんと昭和さんが、突然の闖入者に場所を空け、暖かく迎えてくれる。ファンの女の子たちもフレンドリーな笑顔を向けてくれる。 新しい場所、それも人がたくさんいる場所は気後れしてしまうのだが、今夜はずいぶん寛いでいる自分に驚く。音や言葉といっしょに、彼らの放つ良いエネルギーをシャワーのように浴びた。そう、彼らの音楽には何か浄化作用のようなものがある。愛に満ちていて健やかだ。4時間ほど、そのライブハウスにいて、電車の時間が気にかかるのでアンバー達よりも一足先に帰ったが、もっと聴いていたかった、もっと話していたかったと思った。 そう、心は生き生きと動いていた。 帰り道、風は冷たく吹きつけてくるものの、心はぽかぽかと暖かかった。
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