たりたの日記
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2008年02月06日(水) みぞれ混じりの今日、灰の水曜日

 
今日は灰の水曜日(Ash Wednesday)今日より四旬節(しじゅんせつ)に入り、イエスの受難を覚える日がイースターまでの46日間続くことになる。

今日は午後からの仕事の前に教会の近くの映画館へ行き、「母べい」を観る。
吉永小百合が母親を演じる戦時中の物語という事しか知らずに観にいったのだが、良い映画だった。奇しくも受難の物語だった。
その映画の画面の向こうに、国を越え、受難を受けた夥しい人間達の姿が見えるようだった。
戦争という罪。自由な思想を排斥するという罪。長い物には巻かれるという罪。
その中にあって、正義を守り通した人がいたという救い。

午後教会へ。去年の春の「棕櫚の主日」でいただいた棕櫚の葉(すっかりカラカラになっているもの)を持って行く。その棕櫚を焼いて灰にしたものが、その夜の灰の主日の礼拝に使われるので。

3時より幼児とお母さんのクラスとシニアクラス。
その後、礼拝の時間まで3月28日のために朗読の練習。
7時より「灰の水曜日」の礼拝。
その後、夫と待ち合わせ、うどん屋へ立ち寄り帰宅。




夜、今日の印象を俳句にしてみた。


棕櫚の葉を 燃す煙満ち 春みぞれ

棕櫚の灰 額に受けし 四旬節

塵より来 塵に帰ると 灰水曜

額(ぬか)に受く 灰の十字架 浅き春

紫の 布さえざえと 受難節

レント来て 禁酒誓うや 夜の道




      <写真: ルオーのキリストと棕櫚の葉 >

      <写真:  受難節のバナー >





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