たりたの日記
DiaryINDEXpastwill


2008年02月07日(木) 雪野原 自転車止めて 春を聴く

朝起きてみれば晴れた空と薄い雪。
道路は凍っている事だろうが、今日は早朝よりジムへ行く日。
いつもすっとばして20分で行くところ、今日は20分前に家を出る。
雪の残る道をそれでもバランスを取りつつ走るのだが、あまりにあぶなっかしいところは自転車を降りて押して歩く。
ジムまでの道は車の通りの少ない畑の中の道を行くので、途中、広い畑は一面の雪に覆われていて、その美しさに見とれてしまった。
去年の春の初めに行った岩手の小岩井農場、あの広い畑も今は一面の雪に覆われ、どれほど美しい事だろうか。
その向こうの岩手山の白い輝き、手前の一本桜の枝は?
かた雪かんこ
しみ雪しんこ
宮澤賢治の「雪わたり」を思い出した。
北国の雪に触れたいと思う。


  雪がすっかりこおって大理石よりもかたくなり
  空もつめたいなめらかな青い石の板でできているらしいのです。
  「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」
  お日さまがまっ白に燃えてユリのにおいをまきちらし、
  また雪をぎらぎらてらしました。
  木なんか、みんなザラメをかけたように霜でぴかぴかしています。



たりたくみ |MAILHomePage

My追加