たりたの日記
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Tさんが天に召された。 実にあっぱれな生き方だった。 淡々と、黙々と、人の為に働いていた。
偽善のカケラも見出せない、ほんとうだけで固められたような人だった。 闘病すら、あまりに淡々とやってのけるので、 励まされるのはいつもこっちだった。
天では、「よくやった」と労ってもらってるんだろう。 天に宝を積んだ彼女には特別席が用意されてもいるんだろう。 わたしには彼女のちょっといたずらっぽい、はにかんだような笑顔しか浮かんでこない。
あちらへ送り出す方としては「おつかれさま」 何もないところからひとつの場所を、 子ども達が育つ場所を作り出したその尊い仕事に。 病の前に怯むことなく雄雄しかったその闘いに。 おつかれさま。
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