たりたの日記
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2007年12月17日(月) 新宿駅のハグ

前日の日記のつづき、(ミクシー日記より)


今日は(もう昨日か)とびっきり寒かったけれど、あの後、無事にハジメと会って、ちゃんこ鍋のお店に走り込み、芋焼酎とあったか鍋なんかでたのしい二人宴会でした。

ん、生き生きしてる。充実してる眼だな。前よりも大人になって、同時に少年の頃の眼の輝きが戻ってきたな・・・と観察。まずはほっとしました。

新宿駅で別れる時、「じゃ、おかあさん、元気で!」と彼がハグした!
人混みの中で!

子どもの頃は別として、こういうのは初めてじゃないかしらん・・・


             *

遠い昔、あんまり子ども達が言う事を聞かないので、わたしが怒って家の外に出て、周囲をぐるぐる回っていると、お隣のビルが言った。

「ヨシコ、今は男の子は母親を困らせるけれど、そのうち、母親を慰めるようになるんだよ」と。

いつもいつもその言葉が心に浮かんできていた。
ビルにそんな励ましをくれた事や、大きくなった我が家の男の子達の事を話たいと思うのだが、カーク・ダグラスそっくりの彼は2年前に他界してしまった。

そういえば、このクリスマスの時期、決まって、ビル達の家に招かれた。
同系色でまとめたシックなクリスマスツリーや、趣味のいい、クリスマスの飾り付けと音楽とおいしいシャンペンや手製のピザで迎えてくれた。
わたしと子ども達はそれぞれのバイオリンを抱えて行き、ビルとエインと年老いたビルの母親のために、三人でクリスマスキャロルを弾いた。

初めてクリスマスツリーを買いに連れて行ってくれたのもビルだった。
彼の大きくて暖かいハグの事も思い出す。
子ども達もどれほどたくさんハグしてもらったか・・・

そうだ。明日はエインにクリスマスカードを書こう。


たりたくみ |MAILHomePage

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