たりたの日記
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2007年09月23日(日) |
阿蘇の旅ススキの原の日暮れ時 |
下の弟の運転する車で阿蘇へ。 そもそも母と弟二人との旅なんていうのは大人になってからは初めての事。 当然、阿蘇へ弟達と行くのも初めて。
弟1「修学旅行でここに来たよね〜」
母「お母さんは昔は何度も引率で来たよ。」
わたし「そういえば一昨年、わたしが一人で高岳に登って、その後お母さんと阿蘇に泊ったよね〜」
弟2 「ぼくは仕事で良く来たよ」
下の弟は良く阿蘇に来るらしく、どこの店の高菜飯がおいしいだの、どこのススキが美しいだの良く知っていた。
この日のコースは緒方の原尻の滝→波野→阿蘇神社→いこいのむら→大観峰→瀬ノ本高原→かんぽの宿阿蘇
大観峰は広い駐車場がぎっしり埋まるほど観光客で溢れていた。 阿蘇五岳がすっかり見える展望の場所までは歩かなくてはならないのでそこまでは行かずに駐車場付近の展望場所で4人でソフトクリームをなめたりする。 「明日、みなと別れた後、あの山のうち、杵島岳か烏帽子岳には登れるだろうか」と考えていた。 <写真は左が根子岳、中央が高岳>
弟が、阿蘇の山々とくじゅうがどちらも見える場所があるんだと瀬ノ本高原へ車を走らせる。くじゅうに未練があるわたしにとっては思ってもいないところ。車は次第にくじゅうへ近づいて行き、筋湯温泉の近く、瀬ノ本高原になるシェ・タニという素敵なお店に到着した。 何でも弟が仕事で関係した店らしく、その店の方々にご挨拶する。 気持ちの良い景色を眺めながらおいしいお菓子とコーヒーをいただく。お土産にいただいたバームクーヘンは全品。こんなおいしいバームクーヘンは食べた事ない!と思うほどだった。 店の建物はイギリスのカントリー風。イギリスから取り寄せたという煉瓦は優しく暖かい色合いだった。この店の敷地の茂みの中に与謝野晶子と与謝野鉄幹の歌が背中合わせに彫られている珍しい詩碑があるのもまたみっけものという感じだった。わたしは今流行のぜいたくな「おとりよせ」なんかはしないけれど、このバームクーヘンは特別の時におとりよせしたいと思った。贈り物にもいいだろう。
帰り道、ススキが美しい野原で車を止める。ススキもこれだけ広がっていると圧倒される。ススキは夕方の日の光を浴びて銀色に光っていた。
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