たりたの日記
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2007年08月23日(木) 剣山へ、キレンゲショウマを訪ねて

 四国の旅二日目は剣山登山。簡単な山らしいが、登山口まではバスを利用しての単独登山。その上、下山したらその日のうちに松山へ行くという計画なので、この旅の中では最も緊張するところ。

<穴吹から見ノ越の登山口までバスで奥深い山に入っていく>


 
 朝6時にホテルを出て、6時39分発のJR高徳線に乗り、8時4分穴吹駅着。穴吹から登山口の見ノ越までは市営バス(2400円)が出ている。バスに乗り込んだのはわたしの他に年配の姉妹と大阪から来たという年配の男性。そしてやはり大阪から夜行バスで来たという青年の5人だった。登山口までは2時間25分もあるから、バスの中では運転手さんも交えて、ひとしきり山談義。バスはずんずん山を登り、深い山地の中に入りこんでゆく。
 いったい、これほど街から隔たった場所で、どのようにして暮らしているのだろうと思う。運転手さんは時折り、運転席の窓から新聞の束を家家の前に投げ入れる。バスの運転と同時に山奥に住んでいる人に荷物を届ける役目もあるのだと納得。

<山頂にいるうちに霧が晴れ、向こう側のジロウギュウが見えてきた>




 10時45分、見ノ越着。帰りのバスまでは3時間しかない。登山道を外れて、キレンゲショウマの群落のところまで足を伸ばしたいので、西島まではリフトで上がる。
 天気はあまり思わしくない。山頂の手前で雨。急ぎ雨具を身に付ける。
 木道が張り巡らされている頂上までは一時間足らずで着いた。着いたすぐは霧の中にいるようにあたりはただ真っ白だったのに、昼の休憩を取っているうちに、霧が晴れ、向こう側ジロウギュウが姿を現した。

<刀掛の松・ここから行者コースを辿ってキレンゲショウマの群生地へ>





 帰り道、刀掛の松のところから右に居れ、キレンゲショウマを求めて、行者コースといわれるところを歩き出す。さっきまでの穏やかだった山道とはずいぶん違う険しい道だった。
 あまりに足元ばかりに気を取られて歩いていたものだから、キレンゲショウマの群落を通り過ぎてしまったようだ。行場のあたりで作業をしている人に尋ねると、キレンゲショウマが咲いているところまで連れていって下さった。写真で見た通り、凛とした美しい花だった。
(つづきは後日)

<ようやく見つけたキレンゲショウマ>














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