たりたの日記
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2007年06月25日(月) 秋田駒ヶ岳へ

函館行きを急きょ秋田駒ヶ岳行きに変更。
山から呼ばれてしまった。
大宮から八戸まで乗る事になっていた「はやて1号」に盛岡で下車し、連結してあった「こまち」へダッシュ。

昨日金沢に弟を訪ね4年振り会う甥っ子達と楽しいひとときを過ごしたのだが、弟からは思いがけない物をもらった。深田クラブ発行の「日本二百名山」という写真入りのもの。彼が学生時代に買ったものらしい。そういえばあの頃、運動の仲間と山登りをしているような事を聞いていた。今は行く気もしないようだが、10年後はどうだか。

で金沢からの帰りの電車の中でその本を眺めているうちに函館の街を歩くよりもどこかの山へ行きたい!と気が変った。

家に帰って天気予報をチェックすると、なんと、なんと北海道以外はすべて雨という事だったのに秋田は晴れと出ている。取りあえず田沢湖まで行き、あの辺りの登れそうな山に登ろうと、山のしたくをして寝たのだった。

ガイドブックには秋田駒ヶ岳の8合目までのバスは夏期のみとあったから期待していなかったものの、登山口までのバスは6月21日から運行していた!
考える間もなく、田沢湖駅の前で待ってくれていたバスに飛び乗ったという次第。






























上の写真は8合目から1時間ほど行ったところにある 阿弥陀池。
この阿弥陀池のところから男女岳と男岳の両方に登った。
ぴーかんの晴れ渡った空の下、お花畑はどこまでも広がり、田沢湖は青く神秘的に眼下に水を湛えていた。























男岳山頂からの眺めは全く素晴らしかった。下に阿弥陀池。中央の山のシルエットは来週登る予定の岩手山。
山頂で写真を撮っていた二人組みの方からシャッターを押していただく。帰りはその方々からこの辺りの山のことをいろいろ伺いながら、また山の歌を歌いながら登山口まで下ってきたことだった。

























山頂発15時15分のバスは登山客で満員。
バスは「アルパこまくさ」までで。田沢湖までのバスを待つ間、そこの温泉に入ることにした。
なかなか良い温泉で、露天風呂からは美しい田沢湖がど真ん中に大きく見下ろせた。

「いいねぇ、これみるとなんもわすれる・・」
「そうですね〜」
「やまさ、行って来た?」
「はい」
「あたすはね、山で筍、掘ってきたよ」

温泉に入っていた方と言葉をかわしたが、その方の話っぷりが秋田の友人のSとそっくりなので、いっそう親しみを感じ、またSがなつかしく、帰りの電車を待つ間、メールを打った。
この3月まで行ったこともない秋田だったが、今ではとても親しい。
やっぱりこの山に呼ばれていたんだ・・・とここに来れた事がしみじみと嬉しく、有り難かった。



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