たりたの日記
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明日、というかもう今日なってしまったが、文学ゼミのテキストは中島敦の「山月記」。
この日記には二度「山月記」の事を書いている。 一度目は2005年5月9日の日記「臆病な自尊心と尊大な羞恥心という日記で。 二度目は昨年の12月15日、板垣さんの朗読会に出かけた時の日記で。
おもしろい事にはつい2,3日前、めったにラジオなど付けないのに、台所仕事をしながらふとラジオを聴く気になった。付けてみれば、高校通信講座で「山月記」をやっていた。しかも朗読は、指導を仰ぎたいと考え、著書も取り寄せて読んだ長谷川勝彦さんの朗読だった。何というタイミング。これってシンクロニシティー?
いずれにしろ、わたしにとって何か縁がある作品のようだ。 この2週間ばかりの間、何度か再読してきたものの、まだその内側には入っていない気がする。 今日は図書館で中島敦の全集4巻に目を通し、最後の巻の評論集を借りてきた。
明日は今週のクラスの準備があるから、この作品について予習する時間はせいぜい2時間くらいだが、何か発見があるだろうか。 明日(今日だが)に期待して今日のところはこの物語の事を考えながら眠りにつくとしよう。
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