たりたの日記
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2007年03月01日(木) ♪冬の終わりの春のはじめの

冬らしい冬に合わないまま、
春が来てしまった。
今年はあれほど雪を見たいと願っていたのに、
とうとう雪のないままに春。
でも週末には雪の中に出かけていける。

蔵王の樹氷林をかんじきをつけてあるき、
翌日は蒲公英さんと花巻市と小岩井農場だ。
いわて銀河鉄道にゆられてながら、秋田のスト子の町へ。
電車からは岩手山や八幡平も見えるのだろうか。
雪も少しはあるのだろうか。

今日はひさしぶりに自転車でジムへ行き、
ラテンを踊った。
心から楽しく、満ちに満ちた45分間!
ステージの緊張もいいけれど、
奈央先生の即興のラテンの振りに無心についてゆくのは
ただただ気持ちが良く、開放される。

午後からはつくしんぼで英語のクラスがふたつ。
わたしが教室に行くと年中児(4歳児)のゆうきが待ち構えていて
「ひごさん、この前のつづきの本、読んで!」という。
(ここの子たちはわたしも、また他の保母たちにもせんせいとは言わず、
名前を呼ぶ。そしてわたしはそのことが気に入っている)
先々週から、英語のクラスが始まるまでの10分かそこいらの時間に、
宮澤賢治の「雪渡り」を読んであげているのだ。

数人のちびっこ達をお客に見立て、
わたしは精一杯の朗読をする。
4歳児には退屈なお話ではないかしらと思うのに、
彼らは身動きひとつせず、絵本を見つめて朗読に聴き入ってくれる。
何と有りがたいこと。

でも、おしましまで読まないうちにクラスの時間になってしまった。
「じゃあ、続きは来週ね」というと、ゆうきはすかさず、
「あと、3ページで終わるよ」という。
「え、ほんと」
ページを繰ってみるときっかり3ページ。
まだ字の読めないゆうきは、この絵本を何度も取り出しては
絵だけ眺めていたのだろう。
だから、そこに何が書かれているのか、
そんなお話が聴けるのか、待っているのだろう。

子どもって凄いもんだな、
わたしなんかよりずっと確かだなぁと思った。

3月25日の「進級おいわい会」には
ゆうきたちの元気な歌声やたくましい「リズム」を観ることができるだろう。

♪冬の終わりの春のはじめの♪


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